「Taj Mahar」マニュアル

2000.5.24作成
2001.6.5修正

Rio Grande Games社の「Taj Mahar」の英文ルールの筆者による翻訳です(2000.5.24)。
版権は基本的にRio Grande Games社にあるので、正規の和文翻訳ルールが出た暁にはいつでも引っ込める用意があります。
なお、面倒なので不要な所/自明な所は翻訳しなかったため全訳ではありません。抜けている所は原文に当たってください。


  • 概要
  • 内容物
  • 準備
  • プレイ

  • 18世紀初頭のインドは割拠への路にありました。200年におよぶ大ムガールの統制は衰えたものの依然力を持ちます。マハリーシと数ある王子がインド亜大陸の権力を奪う時です。プレイヤーは北西インドの地方から地方、都市から都市を渡り歩いて影響力を奪いあいます。最もそれに成功したプレイヤーが勝利します。

    概要

    盤は12の地方(province)に分割されています。ゲームでプレイヤー全員が各地方を1回ずつ訪問します。訪問のつどプレイヤーがカードを用いて各地方の影響力を奪い合います。訪問は何ラウンドかからなり、各ラウンドにプレイヤーは順番にカードを1〜2枚使用するか、訪問から撤退します。撤退時にそのプレイヤーは、訪問時に使用したカードを他のプレイヤーが使用したそれと比較します。他のプレイヤーよりも多くのカードに記されたシンボルを使用できたプレイヤーが影響力勝負に勝利します。全員が2つの重要な目標を持ちます。

  • 象で象徴される地方の統治争いに勝利します。これで地方の経済力をプレイヤーの手中にします。
  • 政治家や僧侶などで象徴される都市の制圧に勝利します。都市は他の地方にも影響を及ぼし得ます。
  • いずれの場合でも、プレイヤーは影響力を獲得します。
    12の地方の訪問がすべて終了した時に、最も多くの影響を獲得したプレイヤーが勝利します。


    内容物

    ゲーム盤 1
    宮殿駒 100
    記録マーカー 5
    黒駒 2
    カード 100
    金環 2(ひとつは予備です)
    八角形の地方駒 12
    楕円の影響駒 24
    ボーナス駒 16(四角駒15、タジマハール1)


    準備

    ゲーム盤を並べます。盤は北西インドの12の地方に分割されており、各地方に4つの都市があります(Taji MaharのあるAgra地方だけは5都市です)。都市は道路で結ばれています。49の都市のうち16は紫色で、これは要塞都市を示します。スコア記録は盤周辺で行い、ここにプレイヤーが駒を置きます。

    地方駒12を、Agra地方に配置します。残り11個を裏返してシャッフルし、ランダムに各地方に配置し、すべてを配置した後に表にします。地方駒は道路や都市を覆わないように配置します。これは都市を訪問する順序を示します。

    Taj Maharボーナス駒を、Agraに配置します。

    残り15個のボーナス駒を裏返してシャッフルし、ランダムに残りの各要塞都市に配置し、すべてを配置した後に表にします。

    24個の楕円の影響駒を色分けして盤右上の王様エリアの所定の位置に表にして配置します。

    金環を盤右上の王様エリアの所定の位置に配置します。

    4枚のスペシャルカードを表にして盤の横に置きます。残り96枚のカードをシャッフルします。プレイヤーはこのカードを用いて影響力を行使します。赤黄緑紫の色カードが各21枚に、白の無色カードが12枚あります。カードには6種類のシンボルが記されています。

  • 緑)政治家:政治勢力を操作します。
  • 紫)将軍:軍事勢力を操作します。
  • 赤)僧侶:宗教勢力を操作します。
  • 黄)王女:社会勢力を操作します。
  • 王)王:王冠を操作します。
  • 象)象:地方及び経済を操作します。
  • 各プレイヤーに6枚のカードを裏にして配ります。これが最初の手札で、各プレイヤーは他のプレイヤーに見せません。
    第1ラウンドの場札を表に並べます。枚数はプレイヤー人数で変わります。

  • 3人:5枚
  • 4人:7枚
  • 5人:9枚
  • 残りのカードは裏にして山札にしておきます。これらは後で引いて使用します。使用後のカードは捨て札として所定の位置に置きます。

    宮殿駒と記録マーカーを色分けします。各プレイヤーが自分の色を決め、その色のものを受け取ります。宮殿駒を手元に置き、記録マーカーを0点の位置に置きます。

    (注釈)使える宮殿駒の数に制限はありません。万一プレイ中、プレイヤーの色の宮殿駒が切れた場合には、使用していない色の宮殿駒で代用します。

    黒駒1個を、地方駒1番が置かれている最初の地方に置きます。王様エリアの所定の位置に地方駒1番を置きます。
    何らかの方法で先頭プレイヤーを決めます。そのプレイヤーの前にもう1個の黒駒を置きます。


    プレイ

    先頭プレイヤーが最初の訪問を行います。プレイは以後時計回りに進行します。
    各プレイヤーのターンには、次の行動を行わねばなりません。

    カード1枚ないし2枚をプレイし、その地方に影響力を行使します。
    または、現在の地方の、影響力行使競争から撤退します。

    撤退は、そのプレイヤーによるその地方の訪問が終了したことを意味し、以後その地方に影響力を行使することはできません。全員が撤退したならば、訪問は終了し次の地方に移ります。

    カードのプレイ

    プレイヤーが手札から1枚ないし2枚のカードを出します。
    最初に1枚の色カードを出さねばなりません。訪問でのそのプレイヤーの最初のターンは、赤黄緑紫の何色でも構いませんが、その訪問中に再度色カードを出す場合には、すでに出したのと同じ色のカードしか出すことができません(ただし色を変えられる例外があります)。
    次の別の地方での訪問では、新たな色を選ぶことができます。

    最初に出した1枚の色カードに加えて、1枚の無色カードまたはスペシャルカードを出すことが可能です。無色カードまたはスペシャルカードは、色カードに続けない状態で出すことはできません。

    プレイヤーは出したカードを自分の場に重ねて置けますが、他のプレイヤーに出したすべてのシンボルが見えるようにする必要があり、また誰かに要求されたら常に開示する必要があります。

    一度出した自分のカードを手に戻すことはできません。ただし他人が出したカードに干渉することは可能で、この意味でも手札は他のプレイヤーに見せないようにします。

    撤退

    撤退したプレイヤーは、以後その訪問で新たなカードを出すことはできませんが、すでに出したカードを他のプレイヤーと比較することは常に可能です。

    撤退時に政治家・将軍・僧侶・王女のいずれか1種類のシンボルが他のプレイヤーの誰かよりも多い場合、その撤退プレイヤーは相当分の影響駒を受け取り、それを自分の前に置きます。
    さらに宮殿1個を、その地方の空いている好きな都市に配置できます。

    要塞都市に宮殿を置けた場合には、その分のボーナスをただちに受け取れます。

    複数のシンボルを獲得できた場合は、そのプレイヤーはその合算分の影響駒を受け取り、その数だけの都市を配置でき、要塞都市のボーナスがあればそれも受け取れます。

    撤退するプレイヤーが、他のプレイヤーの誰かよりも多い王を出した場合、その撤退プレイヤーは王冠を受け取り、それを自分の宮殿のうえにかぶせたうえで、その「王冠宮殿」を地方の任意の都市に配置できます。王冠宮殿は4種のシンボルによる宮殿とは異なり、すでに先だって宮殿が配置されている都市にも置けます。その場合には、すでにある宮殿の隣に置けます。また空白の地域に王冠宮殿を置いた場合には、後から宮殿を置く権利を得たプレイヤーがその隣に1個置くことができます。

    王冠宮殿は要塞都市にも置けますが、その場合には王冠宮殿を置いたプレイヤーは要塞都市のボーナスを受けられません。そのボーナスはそこに普通の宮殿を置いたプレイヤーが受けます。

    撤退するプレイヤーが、他のプレイヤーの誰かよりも多い王を出した場合、その撤退プレイヤーはその地方を支配した証として、その地方の権益(米・茶・香料・宝石から計算されます)を獲得できます。
    その地域の八角形の地方駒を自分の前に置きます。

    撤退を行い、計算と獲得を行ったプレイヤーは、自分が使用したカードをすべて捨て山に捨てます。

    明らかに、王冠やタイルの類は、誰かがそれを獲得したら、別のプレイヤーがそれを獲得することはできません。1人で6個の特典全部を取ることも可能です。

    (例)略。

    影響ポイント

    撤退しカードを他プレイヤーのカードと比較した際に、影響ポイントを受け取りその数だけ盤上の得点マーカーを進めます。得点は以下の順序で計算します。

    1)ボーナス駒:

    (要塞都市獲得により)獲得したボーナス駒の分を計算します。

    4点:4点を獲得後、ゲームから除去します。
    2点:2点を獲得後、ゲームから除去します。
    1点:山からカードを1枚引き、手札に加えます。
    品物:これまでに獲得したボーナス駒および地方駒の同種の品物につき1点を獲得します。

    ある地方の訪問で複数の品物を獲得した場合には、そのそれぞれについて累積で計算を行います。

    (図)略。

    2)地方駒:

    地方駒を獲得した時には、これまでに獲得したボーナス駒および地方駒の、駒に記載された同種の品物につき1点を獲得します。

    3)宮殿:

    その地方に少なくとも宮殿を1個建てられた場合には、まず1点を獲得します(複数の宮殿を建てても1点です!)。
    加えて、その地方の宮殿から接続されている他の地方(都市ではなく)1個につき1点を獲得します。接続は、都市沿いにそのプレイヤーの宮殿が存在する限りたどれますが、他のプレイヤーの宮殿がある都市または空白都市の場合には切断されます。複数のプレイヤーの宮殿がある都市は、両方のプレイヤーが使用できます。

    (図)略。

    撤退終了:

    以上の計算が終了したら、その撤退プレイヤーはスペシャルカード以外の、自分がそのターンで使用したカードのすべてを捨て山に捨てます。捨てたカードは影響を及ぼしません。

    最後に、場札から好きな2枚のカードを取れます。
    注:最後に撤退するプレイヤーの場合は、残っている1枚の場札しか取れません。これは最後に撤退する際の不利益です。

    各プレイヤーの訪問(カード使用か撤退か)を時計回りに進めます。最後のプレイヤーは、ルールに則ったカードの使用ができる限り、自分の手番を何度でも繰り返すことができ、そのうえで最後に撤退します。

    プレイヤーは、最初の訪問時に自分が1枚もカードを出していない状態で「撤退」することも可能です。もちろんこの場合、宮殿を建てたりポイントを獲得したりはできないでしょう。しかしこの場合、場札を優先的に取ることが可能になるでしょう。それが得だと思ったらそうして構いません。

    訪問の終了:
    最後のプレイヤーが撤退を行い、点数計算とカードの処理を終えると訪問は終了です。
    また楕円の影響駒2個を取ったプレイヤー(スペシャルカードの項参照)は、それを所定の位置に戻します。
    次の訪問を、次の手順で開始します。

    先頭プレイヤーを示す黒駒を、ひとつ左のプレイヤーに渡します。次の訪問では渡されたプレイヤーから行動を開始します。

    現在の地方を示す黒駒を、番号に従い次の地方に移動させます。

    次の地方の八角の地方駒を、王様エリアの所定の位置に置きます。

    楕円の影響駒を戻します。

    王冠が、まだ王様エリアに戻っていなければ戻します。

    山札から所定枚数のカードをめくり、場札にします。山札が切れた場合には、捨て札をシャッフルして新たな山札にします。

    スペシャルカード:

    ゲーム開始時に、スペシャルカード4枚を表にして盤の横に置きます。プレイヤーは、政治家・将軍・僧侶・王女の楕円の影響駒によりカードを扱えます。
    訪問終了時に全員が撤退を終えた時点で、2個の同じ楕円駒を持っているプレイヤーは、それを対応するスペシャルカードと交換します。スペシャルカードが場にあるか、まだ他のプレイヤーの手にある時に、それを取り手札にできます。
    もしあるプレイヤーがスペシャルカードを手にしている時に、そのスペシャルカードを取れるだけの影響駒を持っているならば、そのプレイヤーは影響駒2個をただ捨てて、スペシャルカードの所有を維持させます。

    スペシャルカードは通常の白カードと同様の方法で出せます。すなわち、色カードに続いて出せます。
    1ターンに1枚のスペシャルカードしか使用することができません。
    また使用したスペシャルカードは、撤退時には捨て山に行く代わりにプレイヤーの手に戻ります。
    ただし他のプレイヤーが2個の影響駒を出せば、取られてしまいます。

    スペシャルカードは使用時に、プレイヤーに次の利得を与えます。

    象+1:象カードと同様に使用できます。
    王+1:王カードと同様に使用できます。
    影響+2:使用時にただちに2ポイントを獲得します。
    色変更:このカードと一緒に出した色カードは、同じ色を出すという制限を免れることができます。このカードはその訪問ではそのターンにのみ有効であり、さらに続くターンに出すカードは、第1ターンの色カードと同じ色である必要があります。第1ターンにこれを出した場合には、第2ターンに出した色カードの色を第3ターン以降を出す必要があります。
    ゲーム終了
    ゲームは12の地方すべての訪問が終わったら終了します。プレイヤーはまだ手札として残っているカードの分のポイントを計算して加えます(撤退時に引く2枚を含みます)。

    スペシャルカード1枚につき1ポイント
    白カード1枚につき1ポイント
    一番枚数の多い色カード(複数の色カードが同枚数ならば好きな方)の、1枚につき1ポイント。

    最もポイントの高いプレイヤーが勝利します。
    ゲームの戦術
    (略)
    作者略歴
    (略)


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