3M Company社の1965年製ゲーム「High Bid」の英文ルールの筆者による翻訳です(2005.12.12)。
財物の売買を繰り返して$5000以上の資産を作ったプレイヤーの勝利です。 2人プレイの場合には、目標を$7500に設定します。
2人から4人でプレイ可能です。5人の場合は、1人が仲買人を担当します。
ゲームは46枚の財物カードと8枚のバイヤー・カード、紙幣、サイコロ2個、盤で構成されます。
テーブル中央に配置されます。
財物の売買に使用します。
1セット3〜6枚の12セットからなる46枚のカードであり、プレイヤーが全部揃えることを目指します。
カードは色とシンボル、英数字で識別されます。たとえば”B-3”は本(Book)であることを示し、本はゲーム中に3枚存在します。
英数字の下の数字はそれを全部揃えた時の価値であり、その下の4つは、そのカードをプレイヤーがコレクター・ギャラリー・ディーラー・倉庫にそれぞれ売却するときの価格を示します。
多用途に使える価値あるカードです。
バイヤーズ・カードを銀行に渡すことで、コレクター・ギャラリー・銀行・倉庫のいずれかから3枚までの財物を買い取れます。
またゲーム終了時に、任意のセットの1枚としてセットを揃えるために使用することができます(1セットにつき1枚まで)。
あるいはゲーム終了時に$500相当の紙幣と引き替えることもできます。
バイヤーズ・カードは直接売買することはできません。
オークションの山をめくった時にバイヤーズ・カードが出た場合には、さらにもう1枚を山からめくり、そのオークションを落としたプレイヤーがバイヤーズ・カードを一緒に引き取ります。
プレイの迅速化のため、1人が仲買人を担当します。財物を読み上げるなどしてオークションを運営してください。
プレイの前に、仲買人がカードと紙幣を配り、ゲームの説明をします。
さらにオークションカードをめくり、銀行との紙幣のやりとりも行います。
仲買人はカードをシャッフルし、全員に7枚ずつ(2人プレイの場合には10枚ずつ)裏向きに配ります。残りは盤上に裏向きに積んで山札にします。
全員に、以下のように総額$2000を配ります。
$10紙幣6枚、$20紙幣7枚、$100紙幣8枚、$1000紙幣1枚。
ゲームを通して、全員は手持ちの紙幣を積むなり隠すなりして、自分の所持金がいくらかを常に隠すべきです。
配っていない紙幣は銀行に置いて、ゲームを開始します。
山札を1枚めくって盤上のオークション・ブロックに置き、開始価格(25%)を読み上げます。
先のオークションを落札したプレイヤーの左のプレイヤーから応札を開始します(最初のラウンドに限り、仲買人の左のプレイヤーから開始します)。
各プレイヤーは、順次、ビッドするかパスするかを表明します。
ビッドは$20単位で行います。次にビッドするプレイヤーは前にビッドした値より上げねばなりません。最高値の1人を除いた全員がパスするまで、それを時計回りに続けます。
落札したプレイヤーが、その金額を銀行に払い、カードを受け取ります。
他の全員がパスした場合のみ、その価格で落札が成立します。一度パスを行ったプレイヤーの後で他の誰かがビッドした結果、次の周でそのプレイヤーの手番が再度回ってきた場合には、そのプレイヤーは再ビッドを行えます。
まれに、そうなった場合には、その財物は銀行に戻されます。
すべての財物のオークションが終了した後で、仲買人は再度その銀行に戻した財物を再オークションにかけられます。
そうした場合、そのプレイヤーはペナルティ25%を払ったうえで、その財物は銀行に戻して再オークションの対象になります。
仲買人が最高値をつけたプレイヤーに対してその財物のオークション終了を宣言した時点で、ただちに行われます。
その財物と開始価格を読み上げ、オークションを行います。
山札からバイヤーズ・カードが出た場合には、さらにもう1枚めくって上に重ねます(2枚目もバイヤーズ・カードだったら、さらにもう1枚めくって3枚重ねます。以下同様)。
バイヤーズ・カードが出た場合には「クローズ・ビッド」とします。各プレイヤーは適当な紙片に自分のサインと価格を書いて、それを仲買人に渡します。仲買人が全員からそれを集めて読み上げ、一番高いプレイヤーにすべてを売却します。
※ルールに記載はないですが、同額の場合は当然、決着ビッドを行うでしょう。
落札したプレイヤーは、落札した財物の購入後、自分の財物を3枚まで売却する権利を得ます。いま買い取ったばかりの財物を売却することはできません。
売却には、それを盤上に置いたうえでサイコロ2個を振ります。
売却価格は赤サイコロの数字です(25%、50%、75%、100%、ただし緑サイコロで「0」が出た場合を除く)。
緑サイコロで0が出たら
その財物は公開オークションにかけられ、通常のオークション同様の方法で売却されます。オークションはそのプレイヤーの左隣のプレイヤーから、開始価格$20で行われます。
売却プレイヤーは、自分もオークションに参加して値を吊り上げたり、自分で買い戻したりすることができます。自分で買う場合、その金額を銀行に払います。
注意:「公開オークション」の落札者は、自分の財物を売却したり、放出品を購入する権利(後述)を得ません。
緑サイコロで0以外が出たら
プレイヤーは赤サイコロの数字の比率の金額で、その比率に対応する相手に財物を売却します(たとえば75が出たら、75%でギャラリーに売却します)。
プレイヤーは銀行にその紙幣を仲買人経由で払い、財物を盤上の対応する位置に置きます。
また赤サイコロで200が出たら、銀行から$200のボーナスを受け取ります!
2個目3個目の財物を売却したい場合には、上記の手順を繰り返します。
落札したプレイヤーは、購入後、バイヤーズ・カードを1枚使用することで、盤上の4つのいずれかの1セクションにある財物を3枚まで買い取れます。価格はそのセクションの比率に応じたものになります。
プレイヤーは銀行に紙幣を払い、バイヤーズ・カードも渡して財物を受け取ります。そのバイヤーズ・カードは銀行に保管され、再利用されません。
ゲームは最後の財物がオークションで売却されるか、財産が$5000を越えたプレイヤーが終了を宣言した時点で終了します。
他のプレイヤーの方が財産持ちであると考えたならば、プレイヤーは$5000を越えても終了を宣言しないこともできます。
終了時にもっとも多くの財産を持っているプレイヤーが勝利します。
財産は、以下の方法で計算します。
完成した財物のセット(バイヤーズ・カードによる補完をふくむ)は、セットでその完成価格の価値があります。1枚あたりの価格ではありません。
使用しなかったバイヤーズ・カードは、$500の価値があります。
完成しなかった財物は無価値です。
もっとも多くの財産を持っているプレイヤーが勝利します。
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