uberplay社の2005年製ゲーム「China」の英文ルールの筆者による翻訳です(2005.12.13)。
BC200年、中国の政情は不安定になりました。皇帝の力は衰え、群雄が次の皇帝を狙って割拠し出しました。
カードを用いてプレイヤーは邸(house)と公使(emissary)を配置します。勝利は適切に邸を配置し、公使で同盟を稼いだプレイヤーに与えられます。
目的はただひとつ、皇帝になることです。
開始プレイヤーからプレイを開始します。プレイは時計回りで行います。以下のどちらかを行います。
A)プレイヤーは手札の1〜3枚のカードを使用して、盤上の1領地に駒を配置します。 その後、3枚になるまで手札を補充します。
B)プレイヤーはカードを1枚「交換」します。
プレイは山札が2回なくなるまで続きます。その後、得点計算を行います。
駒はカードの色に対応する色の領地1個内にのみ配置できます。同色の複数の領地では、どちらかを選択します。
駒の配置では、以下のルールが適用されます。
覚えやすい3-2-1ルール: 「プレイヤーは、3枚までのカードを用いて、2個までの駒を、1個の領地内に置ける」
プレイしたカードは、表にして捨て札の山に加えます。
手持ちの駒が尽きた場合には、もうその種類の駒は置けません。
邸宅は、邸宅スペースにしか置けません。
邸宅スペースには1個までの邸宅しか置けません。
領地のすべての邸宅スペースが埋まったら、もう邸宅は置けないことになります。
公使は「竜」スペースに置きます。
竜スペースには複数の公使を置けます。
基本ルール:
領地に置ける公使駒の最大数は、その領地内にある同色の邸宅の最大数です。
たとえば周に3個の赤邸宅と2個の黄邸宅が置かれていた場合、竜スペースに置ける公使駒の数は3個までです。
ある領地のすべての邸宅スペースが埋まったら、そのプレイヤーの手番はいったん中断して、その領地の得点計算を行います。
得点計算
領地内で最大個数の邸宅を持つプレイヤーが、色にかかわらずすべての邸宅について1個1ポイントを受け取ります。
2番目の邸宅数を持つプレイヤーが、最大邸宅プレイヤーの邸宅について1個1ポイントを受け取ります。
3番目の邸宅数を持つプレイヤーが、2番邸宅プレイヤーの邸宅について1個1ポイントを受け取ります。
4番目の邸宅数を持つプレイヤーが、3番邸宅プレイヤーの邸宅について1個1ポイントを受け取ります。
5番目の邸宅数を持つプレイヤーが、4番邸宅プレイヤーの邸宅について1個1ポイントを受け取ります。
邸宅を持たないプレイヤーは、その領地からポイントを得られません。
同数のプレイヤーがいた場合には、それぞれが同ポイントを受けます。それより下の計算では、同数プレイヤーのぶんをスキップせず同様に計算します。
プレイヤーは得点に応じて、得点トラック上の自駒を動かします。
計算後、その領地に「得点」マーカーを置きます。
ドロー
プレイヤーは、ターン終了時に、手札を3枚になるまで補充する形でカードを引けます。
山札と表になった場札のどちらから引いても、組み合わせで引いても構いません。
その後、場札を4枚になるまで山札から補充します。
それを以てそのプレイヤーの手番は終了し、次のプレイヤーの手番になります。
山札切れ
山札が最初に無くなったときには、捨て札をシャッフルして新たな山札にします。
場札としてオープンしているカードは、この際、シャッフルに加えません。
シャッフル後、まだ手札を補充していなければ補充し、場札の補充が必要ならばそうします。
2度目に山札がなくなれば、ゲーム終了です。
交換
駒を置けない、あるいは置きたくないプレイヤーは、代わりにカードの交換を行うこともできます。
そのプレイヤーはカードを1枚捨て、1枚を山札から引くか4枚の場札のうちから選びます。
プレイヤーが場札のカードを選んだ場合には、ただちに山札から補充します。
それでプレイヤーのターンは終了で、次のプレイヤーに手番は移ります。
ゲームは2度目の山札が尽きたラウンドで終了します。
そのラウンドは最後まで実行されます。
最後のプレイヤーは、開始プレイヤーの右隣になります。
ゲームは、それ以上駒が置けなくなった場合にも終了します。
最後に、まだ計算を行っていない邸宅の得点と、公使と道による得点を計算します。
邸宅
まだ得点マーカーが置かれていない領地について、邸宅の得点計算を行います。
計算方法は同じです。
同盟
公使はそれ自体では得点に計算されません。
公使は2つの隣接する領地間の「同盟」の計算に用いられます。
15の同盟が存在し得、盤上に1から15の数字で区別されています。
同盟は番号順に計算します。
計算ミスを防ぐため、「皇帝」マーカーを使うと良いでしょう。
皇帝マーカーを計算中の同盟番号の上に置き、計算が終わったら次の同盟番号の上に置くようにします。
同盟は、その双方の領地で同色の公使が最大数を占めていた場合にのみ成立します。
同数で最大数の場合も、同盟成立の条件にして構いません。
公使が最大数を占めているある領地1個で、複数の同盟を成立させることは可能です。
同盟が成立している場合、その双方の領地のすべての公使駒(色にかかわらず)の数の得点を得られます。
複数のプレイヤーが最大同数で同条件を満たした場合、全員が同じ得点を受け取ります。
その他のプレイヤーには、何も与えられません。
道路
最低4個の邸宅を連結させたプレイヤーは、道路による得点を受け取れます。
分岐した場合、それは計算しません。
1本の道路が、複数の領地をまたがって構いません。
道路を構成する邸宅1個につき1点を獲得できます。1個の邸宅は1回だけ数えられます。
新たな皇帝
もっとも多くの得点を得たプレイヤーが勝利します。
同点の場合は、そのうちもっとも多くの駒を手元に残しているプレイヤーが勝利します。
要塞駒は、邸宅駒のない邸宅エリアにのみ配置できます。
要塞駒を配置するには、その領地のカード1枚か、任意の同色2枚を必要とします。
要塞駒+邸宅を立てた場合、プレイヤーは通常の邸宅の得点計算で、2倍の点数を受け取れます。
道路の計算で、要塞駒+邸宅を経路に数える場合には、その得点は2倍になります。
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