#20 覇道のごとく…

2006.8.9作成
2006.8.12修正

アバンタイトル

薔薇の季節過ぎ去りし今にして、はじめて知る薔薇のつぼみの何たるか。遅れ咲きの茎に輝けるただ一輪、千紫万紅をつぐないて余りある。私はあのとき、この詩を思い出した。風に乗り、天馬のごとく銀河を駆けるお前を、再びこの目にしたとき…。

今週の重要なテーマが「ミシェルとクレオの再会」であるのは誰しも予想できたものの、スペシャルブログで一足早くこの「薔薇吹雪のクレオ」のカットが出た時には、いったい全体どんなシチュエーションにすればこんな再会シーンになるんだよ(笑)と思ったものです。

実際にはこれは乙女ポエマーミシェルの脳内の風景であり、このようなシーンは本編では実際には存在しなかったわけですが、実際のミシェルとクレオの再会シーンは、このシーンをも上回る破壊力感動のシーンであったことは、ご覧になった皆様はご存じの通りです。

それでは、本編をどうぞ。

宇宙葬

クロエ「あんた…。」
ノッポ「ラキュリド…バーディー…。」
ゲイリー「おめでとう。これでやっと自由になれたんだなぁ。」
アイメル「あたいら、みんなのこと忘れないからね…。」
包茎「みんなの青春もな…。」

本編は、先週お亡くなりになった仲間4名の葬式から始まります。

クレオ「提督…あんたまさに伝説だったよ…。あんたと同じ疾風を感じたこと、俺は誇りに思うぜ…」

クレオ「さらば提督…。安らかに眠ってくれ…。」

えーとここって、くじら艦の甲板か翼の上ですよね…これは4人分の棺を宇宙に流すということでしょうか。

ちなみにボンベイは死体の回収はできなかった筈ですので、中は空ですね。

邂逅へ

ミシェル率いるガラスの艦は、皇帝軍に囲まれつつ、激しい砲撃を受けています。

ミシェル「ノビィ。敵の攻撃が手薄な針路を!」
(中略)
ミシェル「どうにか振り切れないか?」

のび太「…あった。2時の方向、ひとつだけ可能性のある針路がある。」
アイパッチ「どこだ。」
のび太「吐きだめの惑星(ほし)。」
アイパッチ「なるほど。それなら奴らも寄りつかねぇ。」

そっちにはクレオがいるよね、と視聴者に再会の期待をつなぎつつ続きます。

一方、こちらはその吐きだめの惑星を発ったクレオ達です。

クレオ「このままヴェッティの船を追えないのか?」
アイメル「無理無理。こいつの足じゃ未来永劫追いつかねぇよ。」
クレオ「まあいい。奴の行き先は分かっている。」

でもどうする?艦を取り返しに行くったって、この馬鹿でかいのじゃ目立ちすぎるぜ?」
包茎「弾薬も底ついてるし。」
クレオ「…」

運だけで生きているクレオには、特に策はないようです。

包茎「…あ?暗号を傍受したぜ。…発信元は、神聖皇帝軍だなこれは。」
クレオ「解読できるか。」
包茎「えーと、なになに…」

包茎(仮名)くんがこんなに優秀なオペレーターだったことに、今更ながらびっくりです。

包茎「至急、増援…ガ…ラ…ス…の戦艦?」
アイメル「…! クレオ!」
クレオ「ふ…」

超特急で再会へのレールを突き進んでいます。このスピード感が「ガラスの艦隊」ですね。

やはり邪教でしたか

レイチェル「わたくしをどこへ連れていこうというのか? 父上はどこか?」

レイチェルは法皇に呼ばれて、目的も知らされぬままバロディカに来ています。

関係ないけどレイチェル表情が険しいです。やはり欲求不満なのでしょうか。

男「こちらです。」
レイチェル「これは?」

レイチェルは衛士2人に厳重に護られた地下室へ誘われます。どうでもいいけどこの衛士たち、ちょっと人間の体形じゃないんですが…。頭はかぶり物だとしても、両腕の間隔がありすぎです。

秘密の地下室では、ゴルナ法皇が何やら技術者に指示を与えています。どうやらコート・ドールの制御を奪おうとしているようです。

ゴルナ「急げ。もたもたしているとヴェッティに気づかれるぞ。」
レイチェル「父上。」
ゴルナ「ん? おおレイチェル、来たか。」

レイチェル「先日の城での一件といい、どういうことですか? そもそもここは何なのですか?」
ゴルナ「うむ。お前にもそろそろすべてを話しておこうと思ってな…。」

ゴルナはいよいよ、視聴者レイチェルにこの宗教の秘密をすべて語ることにしたようです。

ゴルナ「ここには我が十字星教の光と影が集約されておる。光と影…お前も我らの教典の最終到達点は知っておるな?」
レイチェル「もちろんですわ。

"汝とともにある諸々の肉なるすべてのもの、闇罠の黒十字を越えし給いしとき、汝、とこしえの銀河を手に入れん…。"

…それが何か?」
ゴルナ「ついに待ちわびた時が来たのだ。我々が黒十字に至り、永遠を手に入れる時が。お前も知っているだろう。この銀河はすでに、ゆっくりとではあるが黒十字に向かって引き寄せられておるのを。」
レイチェル「はい。」
ゴルナ「しかし世間にはびこる貴族たちは、その猶予に甘んじ私腹を肥やすことに没頭し、永遠の銀河を手にするという崇高な精神を忘れてしまった。もはや待ってはいられぬ。我々の力だけで黒十字に至るしかないのだ。」
レイチェル「それでコート・ドールのソレイユを…。」
ゴルナ「そうだ。もはやヴェッティには任せておけん。」

レイチェル「でも、せめて話し合いを。ちゃんと話せばヴェッティ様も分かってくれる筈です。」
ゴルナ「賽は振られたのだ…見よ。」

ゴルナは奥からロトの剣謎の装飾の剣を引っ張り出します。

レイチェル「これは?」

ゴルナ「最後の王、マグヌス・コルベーユの剣だ。」
レイチェル「なぜこのようなものがここに?」
ゴルナ「私はこの剣で王を刺した。」

先代の王であるクレオ(とヴェッティ)の親父を殺したのはゴルナでした。この話のラスボスはゴルナなのでしょうか。

ゴルナ「マグヌスは、我らの崇高な精神を理解せず、十字星教を排除しようとしていた。誰かがやらねばならなかったのだ…」

ポアの論理キター!

ゴルナ「わたしは重い罪を犯した。今もその罪に苛まれている。しかし、これもすべて人民のためだ。」

ゴルナ「レイチェル。この剣をおまえに託す。」
レイチェル「このわたくしに、法皇としての責務まで背負えと言うのですか?」
ゴルナ「それが我が娘として生まれたものの運命(さだめ)だ…。しかしこれは、お前が愛するヴェッティのためでもあるのだ…。」
レイチェル「ヴェッティ様の…。」

こんなことがなくても嫉妬に狂ったレイチェルがヴェッティを刺しそうな最近の展開であったわけですが、それを正当化する理由ができてしまいました。大ピンチですヴェッティ。

ミシェル苦戦中

隕石の陰に隠れて、何とか敵の手から逃れようとしているミシェル達です。

ミシェル「…まいたか?」
のび太「ちょっと待って…暗号解読。前方からさらに皇帝軍だ。」
アイパッチ「何がなんでも逃がさねぇって感じだな。」

発見したガラスの戦艦に対して、コピペ艦隊が激しい砲撃をしてきます。

ミシェル「全速回避!」
シルア「了解!」
本田くん「王家秘伝の技術で、敵の出鼻をくじくぅ〜!」

ミシェル「シルア!何とか敵をまいて逃げるんだ!」
シルア「はい!」
本田くん「いとしき君が操縦し、君思う俺が撃ちまくるぅ〜!」

…いくら公認された(誰に?)からって、これは調子に乗りすぎだろ本田。

しかしなんだかタイミングが合わなかったようで、攻撃は不発に終わってしまいます。

本田くん「ふ…ふたりの息が合わないとは不吉なり。」
シルア「すみませんっ!」

もしかしてこのカップル、早くも破局か?(わくわく)

タイミングを外して迷走するガラスの戦艦を、帝国艦隊が狙います。

士官「ガラスの戦艦が沈黙しました。」
指揮官「全砲門開け。敵艦にとどめをさす。撃てぇっ!」

クレオ到着

そこをお約束のように、帝国艦隊が横からの砲撃を受けて次々と火を噴いていきます。

のび太「皇帝軍艦隊が攻撃を受けてるよ。」
アイパッチ「援軍か?」
ミシェル「援軍?いまの我々にそんなものがいるはずが…。」

指揮官「何ごとだ?」
士官「分かりません。攻撃は隕石群の向こうからのようです。」
指揮官「何?」

そして双方の前に、くじら艦が姿を現しました。

ミシェル「なんて巨大な艦だ。」
のび太「旧王家の戦艦みたいだ。」
ミシェル「何だと?」
アイパッチ「い…いや、あれは、かつて俺が乗ってたガウェイン提督の旗艦だ!」

ミシェル「しかもあの大胆不敵な戦いぶり…いや、まさか。あいつは死んだ筈だ。」
のび太「あの巨大戦艦より入電だ。"俺の…風に…乗れ。"
一同「…!」

※ちなみにこのシーンでは本当に「だーん!」とSEが鳴ります。

ミシェルをはじめ一同、感激して声を失います。クレオのボキャブラリーが少ないのも、良いことがあるものですね。

ガラスの戦艦とくじら艦は邂逅し、ミシェルとクレオはお互いの存在を感じます。

のび太「アイメルもいるよ!2人とも無事だったんだ。」

またアイメルに虐めて貰えそうな、珍しいのび太くんのウルウル顔です。

クレオ「あとは頼んだぜ。」
アイメル「どこ行くのさ?」
クレオ「決まってる。俺の船だ。」
アイメル「汚っねーぞ!あたいも連れてけ!」

クレオ「急旋回してすり抜けろ。そんな芸当、お前にしかできねぇ。」
アイメル「…フン。」

のび太「…あ。クレオが来る。」
アイパッチ「え?どうやって来るつもりだ?」

クレオの行動パターンを考えていたミシェルは「はっ」と気がついて、ものも言わずにクレオを迎えに出て行きます。

アイパッチ「あ、おい、大将!」

ここで視聴者は「…いや。まさか、それはないよね」と予想する所なわけですが…。

そのまさかをやるのが「ガラ艦」なのでした。一生ついていきます監督。

この珍宇宙を空気で満たしていたのは、このシーンをやりたいためだったようにも思えます。

ちなみにこの一連のシーンを見る限り重力はないようで、重力は艦船や領土艦(の周囲)にのみ発生するようです。

最近ちょっとシリアスだったり感動的だったりもした「ガラ艦」であるものの、久々に腹の底から笑わせてくれたなあと思いつつBパートに続きます。

くるくるシャッフル

後先を考えずに飛び移ってきたバカクレオでしたが、どうやら目測を誤ったようで、宇宙空間の中でじたばたしています。慣性については目をつぶりましょう。

クレオはこのまま宇宙を漂う塵と化してしまうのでしょうか。

そこへミシェルが駆けつけてきました。

すでに腰に命綱をつけていたミシェルは、甲板を蹴ってクレオに向かってダイブします。

ミシェル「クレオ!」
クレオ「ミシェル!」

がしっ!

ミシェル「クレオ…! クレオ…!!」

赤面しているわ声は上ずっているわで、どう見ても乙女心120%の恋する少女ミシェルです。本当にありがとうございました。 第16話で名シーン「ハーモニカ」があったことからも、クレオとの再会時には気丈なミシェルもつい涙ぐんでしまう…くらいならば想定の範囲内だったのですが、相変わらず予想の斜め上を行く展開です。

ミシェルの頬が赤くなるのは第7話であにうえを剣で打ち負かしたとき以来ですので、もしかしたらミシェルは、クレオを全身全霊で愛することにしたのかもしれません。

宇宙空間で抱き合ってくるくる回る愛し合う男女2人、というと筆者は「伝説巨神イデオン・発動編」のシェリルとギジェを思い出したりもするのですが、イデオンと比べると作画が(略)。ていうかミシェルはともかくクレオは相手を愛しているかどうかは甚だ疑問です。ロープでぐるぐる巻きにされているだけだという話もあります。

反撃

くじら艦を動かすアイメルは奮闘しています。

アイメル「おらおらーっ、撃ってこーい! 的がでかいから狙いやすいだろ! …クレオはまだかぁっ!」
包茎「なんか青春だなぁ!」

クレオ「よう。待たせたな。」
一同「クレオ!」
クレオ「挨拶は抜きだ。久々に行ってみようぜ!」
ミシェル「頼むぞ。」

クレオ「敵艦隊の中央を突破する。バダット。出力全開だ。」
アイパッチ「おう!」

クレオ「ノビィ。アイメルに伝えろ。敵艦隊中央で囮になれ。」
のび太「分かった。」

クレオ「シルア。スターボード(右舷)1号に針路を取れ。」
シルア「はい!」

シルアもすっかりクレオの部下扱いです。君のおじいさんは泣いているよ。

クレオ「ハイザック。土産を忘れんな。」
本田くん「心得たぁ〜!」

生気を取り戻したクレオ艦は、ばかすかコピペ艦隊を撃破していきます。

シルアの初体験

アイメル「囮になれだとぉ〜!んにゃろう、面倒っちいこと言いやがって。」
包茎「でもよ、残りは旗艦3隻だけだぜ。」
ノッポ「左舷砲座は弾丸切れだっち!」
クロエ「こっちもだよ!」
アイメル「ちっ…ようし、任せときな!」

指揮官「まずはこのオンボロから始末する。各艦、敵戦艦をクロスファイア・ポイントに捉えろ!」

あの大艦隊が残り3隻になってしまった時点で駄目駄目だとは思いますが、それはそれとして。

クレオ「…心臓抜きだ。」
アイパッチ「待ってましたぁ!久しぶりだぜぇ!」
のび太「…ソレイユの位置、解析。」
クレオ「シルア!」
シルア「…! 大丈夫です! 見事にやり遂げてみせます!」

本田くん「座標ロード!くらえ!」

なんと王家の紋章を3発同時に発射します。そしていつものバンクで、ガラスの艦は鋭く変形します。

初めての「心臓抜き」に緊張するシルアに、クレオが優しく声をかけます。

クレオ「シルア。」
シルア「は、はいっ!」
クレオ「自分を信じろ。」
シルア「…はいっ!」

初めてのシルアでもうまく貫けるように、3隻の敵旗艦が向こうからわざわざ一列に並んでくれました

これこそがアイメルを囮に使ったクレオの頭脳プレイなのでしょう。たぶん。

そしてシルアは見事に三段心臓抜きを成功させます。こうして一行は危機を脱しました。

レイチェル「そうね…黒十字に至り永遠の銀河を手に入れれば、ヴェッティ様のお心も変わるかもしれない…。はやくお戻りになって、ヴェッティ様…。」

その頃コート・ドールでは、レイチェルが灯りもつけずに真っ暗な部屋の中で剣をなでなでしながらつぶやいていました。完全にサイコさんです。ひいいいい。

傷をなめ合う道化芝居

帰還する茣蓙船のなかで、ヴェッティは診察を受けています。

ヴェッティ「『双頭の鷲をつくりし箱、星のこに眠る。求める者あれば再び目覚めん』か…。」
ラルフ「はい。ギルティ様はそうおっしゃってました。だから僕、星の箱を探します。ヴェッティ様のために!」
ヴェッティ「期待してるよ。」
ラルフ「はい!」

ラルフ「…それと、例の預言について、ひとつ思ったことがあるんです。」
ヴェッティ「ん?」
ラルフ「ヴェッティ様は愛の神がレイチェルだって言ってたけど、ぼく違うと思うんです。」
ヴェッティ「ほお?では誰だと思うんだい?」
ラルフ「それは…たぶん…あのう…(もじもじ)」

とんでもない自説を口ばしりそうなラルフに視聴者の脳が腐りそうですが、これにはドクターストップがかかりました。

ミュスカ「ヴェッティ様、終わりました。予想通り、先日のお怪我、完治していますね。」
ヴェッティ「予想通り?」
ミュスカ「はい。そのクレオという男もそうでした。体内に持つソレイユの影響で、驚くべき治癒能力を持っていたんです。」

ヴェッティ「そうか、やはりお前だったんだな…わたしの胸を貫くこの言いようのない寂しさを埋められるのは。」

幸いスルーされてはいますが、そのヴェッティ様の寂しさを埋められるのは「ぼく、ぼく」と自分を指さすラルフが痛すぎです。

もとより「ガラスの艦隊」は「全員ボケ。ツッコミは視聴者にやらせるアニメ」だったりするわけですが、このラルフに対してツッコむにはいくらでかいハリセンを用意しても足りないと思います。

ヴェッティ「必ずやお前を倒し、お前のすべてを征服してみせる…クレオ!」

ミシェルであれだけ痛い目にあったのに、全然懲りていませんヴェッティ。

出会いと再会

くじら艦の連中が、ガラスの戦艦に乗り移ってきました。

のび太「アイメル!」
アイメル「ノビィ! …元気にしてたか、こいつぅ!」
のび太「あれ、メガネ、メガネ。」

包茎「青春だぁ〜!」
シルア「きゃぁぁぁぁ!」
本田「ふんっ!」

とりあえず色々お約束をやってくれる連中ですが、あれ…包茎(仮名)とノッポ(仮名)の、どっちがミッキーでどっちがノルディアンだったか、結局分からなかったなあ…。

クレオ「礼を言うぜ。俺の船を取り返して貰った。」
ミシェル「…もうひとつ返すものがある。」

ミシェルはクレオのハーモニカを手渡します。

クレオ「ふ…ありがとよ…。」
ミシェル「お前…すこし変わったな。」
クレオ「そうか…?」

むしろミシェルの乙女変わりっぷりに、びっくりなのですが。

仮面夫婦

コート・ドールに戻ってきたヴェッティが寝室に入ると、後ろからレイチェルが忍び寄ります。

レイチェル「お帰りなさいませ。」
ヴェッティ「起きていたのか。」
レイチェル「夫の帰りを待つのは、妻として当然のことです。」

ヴェッティ「今日は疲れた。別の部屋で休んでくれ。」
レイチェル「別の部屋で?契りを交わしたわたくしが何故?」
ヴェッティ「ではわたしが出ていこう…。」

ガラスの艦隊の展開のスピードからすれば、今週のうちにレイチェルがヴェッティを刺すこともあり得る、と思えただけに、このへんの緊張する台詞は聞いていてびくびくものでした。

レイチェル「お待ちください…わたくし、あなたとお話がしたかったのです…この銀河の、行く末について…。」

引き留めようともせずにそこに居ないヴェッティに話しかけているあたり、すでにレイチェルやば過ぎです。

もはやレイチェルがヴェッティを刺すのは確定のようにも思えますが、でも愛と憎しみを混同しているヴェッティは、レイチェルに刺されてはじめてレイチェルの愛を感じることになるのかもしれません。

コンラッド「お疲れのところ、失礼いたします。」

廊下で佇みながらまた苦しんでいるヴェッティの所へ、コンラッドが声をかけました。

…やっぱりヴェッティって、レイチェルと話すと苦しんでませんか?

ヴェッティ「構わん、なんだ?」
コンラッド「ガラスの戦艦、ならびに報告を受けたガウェインの戦艦が、バルドー領に入りました。」
ヴェッティ「となれば当然。」
コンラッド「はい。B.B.が協力するかどうかはまだ微妙ですが、間違いなく目的はひとつ。新たなる人民軍の決起…!」
ヴェッティ「もはやB.B.の決断を待つまでもない。あの婆さんが地の果てまで逃げようが、諸侯の反感を買おうが構わない。刃向かう者はすべて潰せ。」

コンラッド「そう思い、精鋭部隊を用意いたしました。」
ウルグザーネ「陛下。お初にお目にかかります。ウルグザーネと申します。」

この期に及んで新キャラですか。…猿田彦?

最終目標

バルドー領に到着したミシェルは、2人とも再会できました。

ジャン「ミシェル様。よくぞ、よくぞご無事で…!」
オバサン「あたしも嬉しいよ、ミシェル。」
ミシェル「心配かけたな。」

オバサン「…ああ、あんた達もね。」
アイメル「なんか、ついでっぽいんだよなぁ。」

ついでっぽいんじゃなくて、ついでなんだよアイメル。

クレオは囚人服から着替えています。やはりガラスの艦のクロゼットには、同じ服がたくさんあるのでしょう。

再同盟は成立していないものの、主のB.B.もその場にやってきました。

クレオ「よぉ。元気だったかい?」
B.B.「お久しぶりねぇ、風のぼうや。」
クレオ「実はよう。あんたにも聞いて欲しい話がある。」

ミシェル「我々人類が別の宇宙から来ただと?」
クレオ「ああ。そしてこの銀河はじきに滅びる。黒十字に引き込まれてな。」
B.B.「あっははははは…相変わらず面白いことを言うわねぇ。」
クレオ「信じる信じないはあんたらの自由だ。」
オバサン「信じられるわけないだろ、そんな話!」
ミシェル「十字星教では、黒十字に至れば人類は永遠の銀河を手に入れられると説いている筈だ。」
ジャン「その通りです。」
クレオ「そんなのは嘘っぱちだ。」

十字星教がいわゆる「最後の審判」を信じる宗教であるとすれば、十字星教に突っ込んでみんな死ぬ=魂の永遠の救済、というのは「嘘」ではないかもしれません。それを信者がどこまで理解しているかというのはありますし、信者以外が納得することは困難でしょうが。

アイメル「で?クレオはどうするのさ?」
クレオ「時間がねぇ。俺が天下を統一して、この銀河とはおさらばする。」
一同「…!」
クレオ「もちろん黒十字なんかには突っこまねぇ。みんなでこの銀河を脱出するんだ。そのためなら、王家復興の目的は捨ててもいい。

万民救済のためにヴェッティと協力するという選択肢はないのですかクレオ。

ミシェル(もしそれが本当なら、クレオ…)
B.B.「ずいぶんと男っぷりを上げたわねぇ、ぼうや。さぁて、どうしたものかしら…。」
クレオ「簡単よ。俺の風に乗りな。

ミシェル(やはりお前は…救世主なのだな?)

内心そう確信するミシェルですが、恋心で目が曇っているということはありませんかミシェル。

あと、すべてがうまくいって皆でこの銀河を脱出することができるようになった際には、我々の銀河の宇宙空間には空気がないことは全員が理解しておいてくださいね。おねがい。


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