#19 獅子のごとく…

2006.8.3作成
2006.8.5修正

アバンタイトル

私はこれまで、多くの友を失ってきた。志なかばで無念にも命を落としてきた愛しき星たちよ…。その光は今もなお、私の胸で輝き続けている。そのはかなき光は憂いとなって、生ある限り、わたしの胸から消えることはない…。ならば私は間の憂いを待とう。穏やかに揺れる人生という揺りかごに乗って…。ただ果てなき銀河を漂いながら…。

今後もばたばた人が死んでいくのかなぁ…。

巨大戦艦、発進!

氷の山を割って、ガウェイン提督の巨大戦艦が姿を現しました。

提督「敵砲弾が迫っておる。機関部、修理状況はどうか。」

修理と呼ぶのは少し抵抗があるような気もしますが、ボンベイは頭突きで機関部の氷を割って動くようにしたようです。

提督「ようし、よくやった。各員配置につけ。」
クレオ「発進準備だ。」
アイメル「エネルギーシステム、フル作動。姿勢制御システムへのフロー、正常。」
包茎「敵艦の砲弾到達まで、あと60秒」

実体弾とはいえ、えらく時間がかかっています。ところで素朴な疑問なのですが、どのようにこちら側ではヴェッティの砲弾を察知し距離まで測定できたのでしょうか。まあソレイユレーダーということで別に構いませんけど。

複雑な起動シーケンスを経て、アイメルの操艦により戦艦はからくもヴェッティの砲弾の着弾前に離陸しました。

しかしやはりギルティの館は崩壊してしまいます。もっともこれはヴェッティの着弾によりというより、巨大戦艦の発進により壊れたように見えるのですが。

ギルティ「ふふふふふ…。恵みの稲妻を大地に落とし、我らを結び蘇らせよ…」

崩れる館の中を「ギルティ」は両手を広げて微動だにせず語ります。どう見てもホログラフでなければただの人形です。これがギルティの本体でないのは明らかですが、それではギルティの本体はどこにあるのでしょうか。

筆者としては、やはりギルティの魂はいま飛び立つ巨大戦艦のメインコンピューターの中に居るという説を採りたいところです。それなんてトチロー(以下略)。

ラルフ「助かったぁ…はっ、安心している場合じゃないんだ!」

あるいはヴェッティ様に殺されるなら本望、とでも口走りそうなラルフきゅんですが、ともあれラルフきゅんも、やっぱり命は惜しかったようです。

飛び立つ巨大戦艦をシークとその部下が見送ります。

シーク「提督…ご武運を」

クレオの艦隊戦

ヴェッティ側3隻とクレオ側の巨大戦艦は向かい合い、各人の思惑を乗せていよいよ第4話以来のヴェッティとクレオの艦隊戦が始まります。

ヴェッティ「貴様だけだ…わたしを熱くさせるのは。」

クレオ「借りはきっちり返させて貰うぜ…。」

ラルフ「こいつ…俄然生き生きしてきた…。」

ミュスカ「いま一瞬、ヴェッティ様のソレイユが輝きを増したような…。」

なぜその位置でそれが分かるのですかミュスカ。

もしかしてヴェッティの眼が前方に「眼からビーム」を出しているごとくに光りましたか。

まずは数で優位に立つヴェッティ側から正面砲撃を仕掛けてきました。

包茎「第2波がくる!」
クレオ「かわせ」
アイメル「取り舵ぃっ!」
クレオ「加速しろ」
アイメル「これで目一杯だ!」

取り舵と言いつつ右折するというお約束の艦船アニメのギャグはやってくれなかったようですが、むちゃくちゃ言ってますクレオ。さすがのアイメルも泣きが入っています。

クレオ「砲撃手!敵砲弾を打ち落とせ!」

にわかクルーに無茶な神業を要求し過ぎですクレオ。「百発百中の砲一門は百発一中の砲百門に勝る」という精神論でクルーに高い技量を要求し貧弱な物量をカバーしようとした東郷平八郎でも言いませんよそんなことは。それじゃ戦争には勝てません。

チビ「うゎぁー!」
包茎「ラキュリドがやられた!」

この瞬間、チビ(仮名)くんが「ラキュリド」であったことが判明しました。名前が判明するなり死んでしまいましたけど。

クレオ「第3波に備えろ」
ヴェッティ「左右に展開して敵艦を挟み撃ちにする。目標をクロスファイア・ポイントに誘導後、集中放火を加える。」

クレオ、まったくいい所がありません。

ガウェインの艦隊戦

いつの間に180度回頭をしたのかよく分かりませんでしたが、左右に展開しつつ迫るヴェッティ艦隊に背後を取られた巨大戦艦です。

提督「いいのか。このままでは十字砲火を浴びてしまうぞ。」
ヴェッティ「前面斉射!」

早くもぼこぼこにやられている巨大戦艦です。ところでこの船のフォルムって「くじら」ですよね。

クレオ「振り切れ!」
アイメル「無理だ!」

提督「どうやら遅い船には慣れていないようだな。」
クレオ「船が老いぼれてんだよ!」
提督「ではその老いぼれの戦いぶり、見ていて貰おうか。」
クレオ「…ちっ」

クレオのヘタレ振りに、とうとう提督は助け船を出すことにしました。ていうかこのまんまじゃみんな死んじゃうし。

提督「敵は旗艦クラスが3隻。まず敵の戦力を分断する。上昇しろ!」
アイメル「了解!」
提督「砲門開け。攻撃を旗艦に集中しろ。」

さらに提督は鯨艦を上昇させ、爆雷を下にいる艦にお見舞いしながら、雲の中に隠れます。

そしてそれを追ってきた両側の2隻を翻弄してついに同士撃ちをさせてしまい、1隻は大破します。

艦長「う、撃ち方やめぇーっ!…な、なんということだ…。」

アイメル「楽勝、楽勝!」
クレオ「見えているのか、この雲の中で…。」

提督の名指揮ぶりに、驚くクレオです。

ヴェッティ「なんだ!雲の中で、いったい何が起こっているんだ!」
部下「分かりません。しかし我が方は2隻とも交戦中のようです。」

そして墜落してきた一隻は、ヴェッティ艦の至近距離で爆発しました。

ヴェッティ「…またお前の疾風が吹き始めたか」

いえいえヴェッティ様、吹いているのはじじいの疾風です。

たまらず浮上して雲から出る残り一隻でしたが、その動きは完全に提督に読まれていました。

部下「…て、敵艦が真後ろに。」
艦長「しまった!」
提督「撃てぇっ!」

こうして2隻目も沈みました。

ヴェッティ「…ちがう。クレオでは、ない。」
アイメル「2つ目も、いっただきぃー!」
クレオ「これが伝説の武人って奴か…」
ラルフ「なにものなんだ、あの人…。」

白兵戦へ

いよいよ残るはヴェッティ艦のみです。

包茎「もう一隻、雲の中に隠れてるど。」
ボンベイ「こっちはもう弾丸が残り少ねぇ。」

30年前の艦だから当然かもしれませんが、やっぱり砲弾は「手ごめ式」でした。

クレオ「やばいぜ、こりゃあ…」

そして鯨艦の目の前に、ヴェッティ艦が現れました。

ヴェッティ「前面斉射!」

落武者「うわぁ〜」
ボンベイ「バーディー!」

落武者(仮名)が「バーディー」であったようですが、またしても判明と同時にお亡くなりのようです。

アイメル「回避する!」
提督「駄目だ!このまま全速前進」
アイメル「マジかよぉ〜」
部下「敵艦、突っ込んできます!」
ヴェッティ「構うな!このまま全力斉射!」

提督「各員、白兵戦の用意。」

2隻は正面衝突し、鯨艦はヴェッティ艦の横腹に船首を食い込ませます。どうやら提督はベッティの艦に乗り込んでいって勝負をつけるつもりのようです。

白兵戦は人数が圧倒的に少ないクレオ側が露骨に不利なのではとか思わせつつ、舞台はヴェッティ艦内のBパートに続きます。

メイドのたしなみ

一方、こちらはコート・ドールから脱出したミシェル達です。

のび太「後方から神聖皇帝軍の艦隊が迫って来てるよ。」
アイパッチ「へっ!俺たちに追いつけると思ってんのか?」

ミシェル「ハイザック、頼む。」
本田くん「ん。」
ミシェル「シルア。」
シルア「はい。」

アイメルの代わりに艦を操縦していた本田くんは、シルアに操縦席を譲ります。

シルアは操縦席に飛び移りますが、やっぱり見えません。まあ見えてもこの作画では(以下略)。

この位置だと本田くんも見えないなあ…とか思ったわけですが、よく考えたら本田くんはいつでもその気になれば見られるのだよなあと気がついて、少し本田くんに殺意を抱いた筆者です。

のび太「操縦…できるの?」
シルア「ご心配には及びません。ミシェル様にお仕えする者として、基本的なことはすべてできるように準備しています。でなければ、メイドは勤まりませんわ…うふっ♪」

正直こんなアメリカンジョークみたいなこと言われても、笑っていいのかどうか迷う所だと思います。本田くんはうなづいてますけど。

ミシェル「できる限り交戦は避ける。振り切れ!」
シルア「了解。」

くじら艦じゃなくてガラスの艦なら、単にアクセル踏んでいればいいだけだと思うよ…。

白兵戦

クレオ達は舳先からヴェッティ艦に乗り込むようです。

静止した状態で2隻ともが空中に浮いているというのはいささか謎ですが、重力のある宇宙空間での振る舞いを考えても、この世界の船には何もしなくても浮かんでいられる仕掛けがあるのでしょう、きっと。

士官「総員、白兵戦に備えろ!」
ヴェッティ「きみはここにいたまえ。」
ミュスカ「ヴェッティ様、どちらへ。」
ヴェッティ「疾風を迎えに行ってくる…。」

提督「狙うは敵艦動力部のみ。爆破したらすみやかに退去だ。よいな。」

一行は3つのチーム(クレオと提督、アイメル・ボンベイ・包茎、クロエとノッポとゲイリー)に分かれて、動力部を探すことにしたようです。

提督「お手並み拝見させて貰おうか、殿下。」

先に進むクレオは、通路を数名のお面兵士が塞いでいるのを見ると、彼らの近くの火がついている床に向かって導火線つき爆弾を投げつけます。

爆弾は兵士たちの手前に落ちたのですが、火元に届かず引火しませんでした。しかしながら兵士たちがひるんだすきに、クレオは彼らを倒します。

火がつかなかったのは狙ってやったのかどうかよく分かりませんが、これが運に頼るクレオの戦い方というものですね。

提督「…お見事。」
クレオ「からかってんのか?」
提督「ん。」

どうやら、からかっていたようです。

一方、縛られたまま1人残されたラルフきゅんは、隠し持っていた刃物でその縛めを解こうとしています。

さらに先を進む2人を、矢の雨が迎えます。

クレオ「えらく守りが堅ぇな。」
提督「つまりこの先が動力部ということだ。」
クレオ「そう都合良く行くかい?」

そしてクレオは、今度はちゃんと引火するように手元のライターで導火線に火をつけて投げつけます。

どう見てもただのチンピラかヤンキーにしか見えないクレオの、ルネッサンスでなさげがちょっとトホホです。

ちなみに火打石でなく親指一本で点火できるオイルライターを持っているのは、中世という世界観としてはちょっと凄いです。

そしてクレオは爆弾で兵士らをなぎ倒した後に突っ込み、動力部への道を開きます。都合良くその先は、やっぱり動力部でした。

提督「…殿下。本当に立派になられた。」
クレオ「早く行け!」
提督「おう!」

提督を送り出してドアを閉めたクレオを、甲冑兵士がすっかり囲みます。お面兵士よりは強そうです。

クレオ「…その前によお前ら、ヴェッティ呼んでこいよ…。」

どう見ても要求を出せる立場にはないのですが、さすがハッタリのクレオです。

旧王家の因縁

動力部に辿り着いた提督を、ヴェッティ自らが迎えます。

ヴェッティ「どうやら、疾風ではないようだね。」
提督「お主か。神聖皇帝を名乗る輩は。」

提督は初対面のヴェッティの素性を見抜きます。多分この世界では「皇帝専用のおさげ」などの服装の決まりがあるのでしょう。

ヴェッティ「ふっふっふっ…旧王家の亡霊が、まだ生きていたとはね。」
提督「ほう?わしを知っておるのか。」
ヴェッティ「あなたの無能さゆえに王家は倒れた。そうだったよね?ガウェイン提督…。」

ヴェッティも、こんな格好のガウェインの素性を見抜きます。こちらに関しては、提督の肖像画のひとつも見ている可能性は普通にあるでしょう。第11話のヴェッティの18禁な過去をご存じであれば、ヴェッティには旧王家の人間を恨むに足る十分な理由はあるとは言えそうです。ヴェッティは剣を抜きます。

提督「王家以外の者が皇帝を名乗るなど、笑止千万。このわしが断じて許さん!」

提督も剣を抜きます。

一方、ヤンキー丸出しのクレオはお面兵士の集団をなぎ倒しつつヴェッティを求めて叫びます。甲冑兵士がどこにいったのかはよく分かりません。

クレオ「ヴェッティ連れてこいや! ヴェッティをよう…!」

ヴェッティはいま君の背後のドアのすぐ向こうにいるよ、クレオ。

提督「どうした!一人前なのは口だけか!」

提督はヴェッティを圧倒する鋭い突きを繰り返し、ヴェッティを炉壁まで追いつめます。じじいすげぇ。

からくも提督の突きをかわしたヴェッティは、炉壁に剣が刺さったのを見てとると、横から柄で剣を叩いて折ります。このアニメにしては信じられないくらいに、力学的に正しい描写です。

ヴェッティはその勢いで反撃し、提督の左肩に傷を負わせます。

一転、優位に立って斬りつけるヴェッティでしたが、今度はその剣を提督が左腕で受け止めたうえで、返しにヴェッティに強烈な膝蹴りを食らわせます。

じじいすげぇ。

とうとうヴェッティは白目をむいて、そのまま倒れてしまいます。

提督はヴェッティを押し倒し、その喉元に剣を押し当てようとします。

提督「お命、頂戴する。」

なんだかクレオの存在価値がどこにもないような気がしてきましたが、それはそれとして、ヴェッティ、ピンチです。

ヴェッティ出生の謎

一方、クレオはお面兵士の集団に囲まれてぽかすかタコ殴りにされています。ほこりがもくもく。

なんだか「もーれつア太郎」あたりの喧嘩の表現を思い出すくらいに、ルネッサンスでない描写です。

アイメル「クレオーっ!」
ボンベイ「兄貴ーっ! 助太刀するぜぇ!」

ボンベイは大きな壁の破片を投げつけてお面兵士の集団を散らします。クレオに当たりそうでしたが、ともあれ窮地を救われたクレオです。

一方、ラルフはやっと縛めを解くことができました。

ヴェッティを押さえつけた提督は、とどめをさそうとします。

提督「お覚悟を。」

提督「…ん?…もしや…もしやあなたは…!」

提督はヴェッティに、ある女性の面影を見てしまいます。子細は不明ではあるものの、どうやらヴェッティの母親は王家筋の高貴な女性であったということなのでしょう。

思わず押さえる力を緩めてしまった提督は、ヴェッティに刺され倒されてしまいます。

提督「な…なぜ…あなたが…ここに…」
ヴェッティ「…『なぜ』…?」

そこへ甲冑兵士が到着し、ヴェッティに肩を貸して連れ去ろうとします。

そして外を制圧して動力室に入って来たクレオらも、倒れている提督に気がつきます。

アイメル「おいちゃん!」
クレオ「…提督。…てめぇ!」

クレオ「提督…しっかりしろ!」
提督「はやく…動力部を。」

クレオは提督に肩を貸しつつ、部屋を出ようとします。甲冑兵士が雨のように矢を降らせるものの、例によってクレオがのろのろと剣を振って払い落とすだけで、このへんはちっとも当たりません。

ボンベイの最期

ボンベイ「兄貴ぃ!慌てなくていいぜぇ!」

ボンベイは援護射撃をしつつクレオと提督を外に出したうえで、皆が外に出るなり扉を閉めてかんぬきを下ろしてしまいます。

アイメル「おい!何する気だ!」
包茎「親分!そりゃねぇよ!」
クレオ「ボンベイ!」

えええええ、ここでボンベイ死んじゃうのかよ!

ボンベイ「あとはあっしに任せて下せぇ!」
クレオ「…なに?」
ボンベイ「ありがとうよ兄貴。兄貴のおかげで自由って奴を味わえたぜ…」
クレオ「ボンベイ…」
ボンベイ「早く行って下せぇ!」

クレオ「…行くぞ!」
アイメル「死ぬなよ!」
包茎「親分に青春あれ!」

クレオ達は涙を呑んで、ボンベイを置いて立ち去ります。

ボンベイ「へっへへへ…それじゃあ、景気よく行ってみようかぁ!」

ボンベイは身体中に爆弾を巻いていました。一体いつ火をつけたんだ、と突っ込まないわけにはいきませんが、すでに導火線に火がついています。

兵士たち「うわっ、撃て撃てっ!」

たちまち全身に矢が刺さりますが、ボンベイの足は止まりません。このカットでは火が消えているのは内緒です。

ボンベイ「これしきの矢じゃあ、俺様の命には届かないぜぇ。」
兵士たち「化け物か、こいつ。」
ボンベイ「ふふふ…かゆい、かゆい。」

ボンベイ「俺もいつか…疾風になるぜぇ!」

「三国志」の典韋をも思わせる壮絶な死に様で、ボンベイは爆死し動力炉を吹き飛ばしました。

さらばボンベイ。今週のきみは、今週のクレオより光っていたよ。

クロエ「あの人は?」
包茎「早く!」
クレオ「ハッチ締めろ。」

クレオ達は、間もなく爆発するヴェッティ艦から離脱します。

士官「ヴェッティ様茣蓙船、本艦から離脱します。」
ラルフ「ヴェッティ様!」
ヴェッティ「ラルフ…」

ヴェッティの旗艦は、いつもの小型船が離脱できる構造になっていたようです。ちゃっかりラルフも戻っています。

こうして今回の戦いは終わりました。

今回の損失
クレオ側 ガウェイン提督、ボンベイ、ラキュリド、バーディー
ヴェッティ側 ヴェッティ旗艦を含む大型戦艦3隻、名も無き兵士多数

王家の血

その高速性を誇るガラスの戦艦ですが、どうやら逃げ切ることができないようです。

のび太「前からも皇帝軍の艦隊だ。」
アイパッチ「前門の虎、後門の狼って奴か…。」

ミシェル「もはや戦いは避けられん。総員、戦闘準備。」

いよいよミシェルが、その指揮官としての実力を示すことになるのでしょうか。もっとも結局、ガラスの戦艦が強かったのもクレオの指揮ゆえというよりその性能からのようでもあったので、案外と何とかなるのかもしれませんが。

戦いを終えたヴェッティは、コート・ドールに帰還するようです。

ヴェッティ様には提督の膝蹴りを受けた以外は目立った外傷の類はなかったように思えますが、とりあえずミュスカの診察を受けつつ、ラルフの報告を聞いています。

ラルフ「ギルティ様に言われた場所に行ったら、黒十字のような巨大なレリーフがあって、双頭の鷲のお告げが刻まれていたみたいなんです…。」

しかしヴェッティはラルフの報告には上の空で、提督の言葉を思い出していました。

(もしやあなたは…なぜ…あなたがここに…)

ラルフ「…ヴェッティ様?」

ヴェッティが自分の出自について子供の頃にどの程度聞いていたかは不明ですが、ともあれ謎含みの提督の言葉です。

くじら艦も、夕陽の中をどこかに向かって飛んでいます。

提督「…最期に、ひとつだけ伝えておかねばならぬことがある…」
クレオ「もういい、喋るな。」
提督「殿下には、血肉を分けた兄弟がいる…」

しばしば予想の斜め上を行くガラ艦なので油断はできませんが、普通に考えればこれはヴェッティとクレオが、二卵性の双子か腹違いの兄弟であることを意味しているのでしょう。しかしお約束とはいえ、なぜ「ヴェッティはお前の弟(兄)だ」とそこでハッキリ言いませんか提督。

クレオ「なに?」
提督「殿下…我らの未来…あなたに…託し…ましたぞ…。」
クレオ「提督…」

しかしそれならいっそ、へっぽこクレオに再興を託さずともヴェッティに王家の継承者を名乗らせた方が、ずっと早く王家の再興ができるような気がしないでもないです。

提督「疾風が…呼んでおる…」

いよいよ提督の命の灯が尽きようとしています。あるいは提督には、向こうで手招きをしているボンベイの姿が見えているのかもしれません。

クレオ「提督ーっ!!!」

このアニメ本当に、あと6回で終われるのでしょうか。


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