#18 飛翔のごとく…

2006.7.27作成
2006.7.29修正

アバンタイトル

過去を懐かしむとき、わたしは思い出の中に生きている。その間だけ、蘇るひとたちとの時間を過ごす…。それを空しいと言いたい者は言えば良い。空しさを抱えてわたしは生き続ける。 わたしは絶望しているわけではない。未来も、過去も、そして今も、私にはかけがえのない時間なのだから…。

やっぱりヴェッティとクレオはラストで死んじゃうのかなぁ。

新しいメイド

コート・ドールに軟禁状態のミシェルのもとに、新しいメイドがやってきました。

衛兵「新しい世話係だ。」
シルア「失礼いたします。お食事をお持ちしました。」

シックな帝国のメイド服を着てはいますが、何とその新しい世話係とは僕らのシルアでした。どうやら帝国では就職の際に素性調査の類は一切していないようです。まだ戦争は終わってないのに。それともそんなに帝国ではメイドは不足しているのでしょうか。

そもそも首尾良くシルアがお城に就職できても、ミシェルの世話係になるためには普通は色々関門があるはずであって…まぁこのアニメは普通ではないにしても、相変わらずジェットコースターのようなスピード感のある展開です。

ミシェルとシルアは素知らぬ顔で世間話をします。

ミシェル「いい香りだな。」
シルア「はい。ジンジャーをベースに、ローズヒップを加えました。」
ミシェル「ありがたい。身体が温まる。」

シルア「わたしの祖父も、毎日このお茶を飲んで元気にしております。」
衛兵「余計なことを喋るな。」
シルア「失礼致します。」

シルアは敗戦の時から爺やとは別行動であるわけですが、これは「みんな元気だ」というサインなわけですね。

シルアと衛兵が退出した後、ミシェルは残されたカートを調べます。

やはりカートの中にはミシェルの愛剣・紅のバージニアが隠してありました!

このカートのどこをどう見ても長剣を隠せる場所などないのですが、これは(1)紅のバージニアは実は折りたたみ式(2)このカートには四次元ポケットがついている、のどちらかなのだと思います。

ところで紅のバージニアは第12話のこのへんで帝国に没収されてどこかに保管されていた筈なので、実はシルアが紅のバージニアを手に入れるだけでも(中略)。やはりジェットコースターのようなスピード感のある展開です。

神殿の地下

ラルフ「あなたが言った通り、ヴェッティ様はレイチェルと結婚して、もうすぐこの銀河は統一されます。それなのにヴェッティ様のお命は尽きようとしている…。いったいどうすれば良いのですか?」
ギルティ「ふっふっふっふっふ…知りたいか。さまよいびとよ。」
ラルフ「はい!」
ギルティ「ついてくるが良い…。」

ギルティはラルフを先導して、空中浮遊しつつ螺旋階段を地下深く下りていきます。相変わらず手すりもない高所恐怖症にはたまらない設定の舞台であり、ラルフも壁にすりよって下りています。

ラルフ「まだですかぁ? …もう、随分下りましたよ?」

ぶつくさ言っているうちに、ふとラルフはギルティを見失ってしまい慌てます。

ラルフ「…?ギルティ様、どこ? どこ行ったの?」

どうせ一本道なんだからとりあえず先を急げば良いものを、ラルフはきょろきょろして、あまつさえ足を滑らせてしまいます。

内側に落ちたら墜落して一巻の終わりでしたが、うまい具合に強運のラルフは外回りに一番下まで滑り下りられたようです。

ラルフ「…っ痛…」

ラルフきゅんはしたたかに打ったお尻をさすります。そこはヴェッティ様に捧げた大事な場所なのに。

ラルフの前に、謎の遺跡の中庭が開けました。

いよいよ物語は、その秘められた謎を明かし始めてきたようです。

それはそれとして筆者としては、やはりこの建造物の様式を見る限りでは、

アトランティス、キターッ!

と叫ばないわけには参りません。もちろん外れているかもしれませんが。

ラルフ「黒十字…?」

ラルフは謎のシンボルを発見します。さらに何やら文字が掘られた謎の石版を発見したラルフは、それを読み始めます。みんな忘れているかもしれませんが、ラルフは一応情報将校ですので古代文字の解読だってへっちゃらです。別に古代文字でないかもしれませんが。

ラルフ「おわりの、とき…」

「終わりのとき、双頭の鷲、産まれる…。ひとつは鉄の鎧をまとい、ひとつは愛の神とならん…。 やがて2つは1つとなり、汝この銀河をひとつにせしむ…」

これは例の預言詩でした。いつの間にか後ろにいたギルティが、それを唱え、さらにその先を唱えます。

「双頭の鷲をつくりし箱、星のこに眠る…求めるものあらば再び目覚めん。」

現時点で「星のこ」の「こ」に相当する語が何なのかは全く断定も推定もできませんので、ここはこのままにしておきたいと思います。処?子?庫?鼓?…

ラルフ「分からない…僕には分かりません!」

どんな漢字を当てるかすら分からない以上、普通は意味は分からないと思います。

ギルティ「求めよ。星の箱を。」

ラルフ「星の箱?星の箱を探せばいいんだね?そうすればヴェッティ様は助かるんだね?」
ギルティ「…」
ラルフ「…やっぱりそうだ。愛の神はレイチェルじゃなくて僕なんだよ!

全国の視聴者がずっこける音が聞こえたかのようです。第4話の「僕を見て!」に続くラルフの迷セリフです。なんでそうなる。

ラルフ「必ず星の箱を見つけて、僕がヴェッティ様をお守りするんだ!」

ガッツポーズまで取るポジティブシンキングなラルフきゅんに、さすがのギルティも退散したようです。

新制クレオ軍の面々

クレオご一行を乗せたホバークラフトは雪山を進んでいますが、どうやら先へ進めなくなったようです。

アイメル「重いんだよっ! 降りて押しな。」
囚人たち「え〜!」
提督「ここからは歩きだ。」

クレオ「あれは、ギルティの…まさかここは。」
提督「惑星オルレアンだ。」
アイメル「掃きだめの星!?」

このネタにはちょっとびっくりでした。クレオって第3話のあたりでは惑星オルレアンのことを詳しく知っていた風でしたが、その惑星に砂漠と流刑地があるのは知らなかったんですね…やはりハッタリ小僧。

クロエ「惑星(ほし)…だったの?」
のっぽ「知らなかったっち。」
ゲイリー「わしも流刑のための領土戦艦だとばかり思っとった…。」

ゲイリーの「勘違い」で済ませていますが、第15話のあれは意図的なミスリードであったことが分かります。まぁこの世界、惑星は1個しかないらしいので、第15話の時点で惑星と言ってしまうと早すぎるネタバレになってしまったわけですが。

ちなみに先週すでに公式サイトにこのネタは載っていましたが、そのネタを読む前に第16話で「脱走したときに空が青空」であったことから、ここが領土艦ではないと気がついた方もいるかもしれませんね。

落武者「魂が汚れるどぉ…」
包茎「おいらの青春を返せぇ!」
提督「いまなお十字星教が銀河を席巻しておると言うわけか。」
クレオ「くだらねぇ。」
ボンベイ「しょうがねぇよ兄貴。ガキん時からそう言い聞かされてきたんだ。」
クロエ「染みついちまってるからね。あたしだって、あまりいい気持ちはしないよ。」

ところでクレオの新しい仲間たちがいつまでも「囚人」では具合が悪いので、このサイトでは当面は暫定的に次のように呼ぶことにしました。

左から「落武者」に「包茎」、さらに「ボンベイ」と「クロエ」。「のっぽ」と「ゲイリー」、最後に「チビ」ということにしたいと思います。

ボンベイはクレジットでの名前の順番から推定(※外してる可能性あり)。クロエは唯一の女性ですので確定。ゲイリーは作中で名前が出てきて確定。残る4人(バーディー、ラキュリド、ミッキー、ノルディアン)は誰が誰だが今の時点では全然分かりません。来週あたりか、ミシェル達と合流した際にでも自己紹介をしてくれるとは思いますが…。

地下の戦艦

クレオ「で、どうする? ギルティに会って、ありがてぇお告げでも頂くか?」
提督「脱出船はここにある。」
クレオ「ここに…」
アイメル「おいちゃん、なに言ってんの?」

おいちゃん…。

クレオ「婆さん、今日はいねぇみてぇだな。」

提督は主のいないギルティの館に入り、奥へずんずん進みます。皆もついていきます。

さらに小部屋の床のハンドルを回して開けます。これは戦艦の上部ハッチのようで、一行はさらに梯子を下りて中を進みます。

クレオ「これが提督の船なのか?」
提督「そうだ。」
ボンベイ「かなりでかいな。」
チビ「しかも旧式っすね」
クレオ「ここには何度も来てたが、船が埋まっていたとはな…」

さらに一行は、どうやら艦橋とおぼしき場所にたどり着きました。

アイメル「うわぁ…これホントに動くの?」

提督がスイッチをいじると、コクピットが淡く点灯します。

一同「おーっ」
提督「まだ生きていたようだな。」
クレオ「よぉしっ!修理始めるぞ!」

何をどう修理するつもりなのかは、よく分かりません。

ラルフ「出口は、どこ…? ヴェッティ様…」

一方ギルティに置いて行かれたラルフきゅんは、道に迷って泣きそうな声を出しています。実はラルフには方向音痴という属性があったようです。

バダットの過去

クレオ「問題はこいつか…。」
提督「ほかに方法はない。何としてもこいつを復活させて、もう一度宇宙へ旅立つ。」

一行は波動エンジンソレイユエンジンの前にやってきました。

提督がコンソールをいじるとエンジンは回転を始めたものの、ほどなく力尽きて「ぷしゅー」と停まってしまいます。

アイメル「んぁー。」
ボンベイ「惜しかったなぁ。」
提督「やはりバダットでないと駄目か…。」

こんな所でバダットの名前が出てきて、驚くアイメルです。

アイメル「!? おいちゃん、バダット知ってんの?」
提督「ああ。戦艦を駆るものたちの間で、バダット・イアソンの名を知らぬものはおらん。」

場面は提督の回想シーンに入ります。

これが約30年前の、王家の提督のお姿です。髪と髭がまだ黒いですが、基本的にはいまと同じですね。

貴族の証であるルネッサンスなおさげと、マルチのようなアンテナがプリチーです。

フルネームが出たのはどうでもいいのですが、これが約30年前のバダッド。当時からアイパッチ。

いまより老けて見えるのはいかがなものかと思わないでもないです。これは10代には見えませんので、現在のバダットは最低で50代、下手をすれば60代であると言えそうです。また現在のバダットのチャームポイントの毛糸の帽子はやはりハゲ隠しである疑惑が濃厚です。

エンジン始動

アイメル「へぇー。あのバダットがねぇ…。ホントにおいちゃんの右腕だったんだ。ま、ただの酔っぱらいじゃないとは思ってたけど。」

そこへ話の腰を折って、クレオがまた心臓の発作で苦しみ出します。

アイメル「クレオ?苦しいのか?」
ボンベイ「大丈夫ですかい?」
提督「どうした!」

そしてクレオの心臓に埋め込んであるソレイユが強く輝き始めました。

提督「…ソレイユが!」

エンジンが力強く輝いて、再び激しく回り始めました。どうやらクレオのソレイユとエンジンのソレイユが反応したようです。

ラルフ「…あいつは!」

その様子を、物陰からラルフきゅんが見ていました。

これでいよいよ、この提督の戦艦は約30年の沈黙を破って宇宙に飛び立つことができそうです。

なお今更言うまでもありませんが、このアニメを楽しむ際には「ご都合主義」という言葉は禁句です。

波長の合う男

一方、こちらは惑星オルレアンに向かっているヴェッティ艦隊です。

ミュスカ「陛下のソレイユは日に日に弱っています。発作の起きる感覚も短くなり、このままでは生命を維持することもままなりません。」

最近とみにヴェッティの調子が悪かったのは女と交わっていたからだと思っていたのですが、そんなに危険な状態でしたか。きのう今日ソレイユを埋め込まれたわけでもないというのに。

ミュスカ「なのにそれが、掃きだめの星が近づくにつれソレイユの輝きが増しているのです。」
ヴェッティ「…クレオだ。やつが私を呼んでいる。」

そんなことを測定できるほどに、実は惑星オルレアンへは結構な長旅だったようです。

ミュスカ「あなたの美しさは罪…。ましてあなたはその身体に罰までも背負って…。」
ヴェッティ「これが罰だと言うのか。この身体に息づくソレイユが。」

ミュスカはここだけ陛下を「あなた」呼ばわり。え?ミュスカもヴェッティを「男」として見てんの?ちょっと意外。おまいさんは相手を切り刻むことでしかハァハァできない女だと思っていたよ。

本筋とは全然関係ありませんが、ミュスカも結構脱いだらすごそうです。これではレイチェルが2人で長旅に出るのを心配するのも無理もないかもしれません。

まぁミュスカにちんこがついてでもいない限り、ヴェッティと間違いが起こることはあり得ませんが。

ミュスカ「陛下のソレイユと、この間の男のソレイユの波長が、よく似ているのです。これはあくまで私の推論ですが、2つのソレイユは、近づくことで波長を安定させることができるのではないでしょうか?」
ヴェッティ「似た、波長…。」

やはりこれは、冗談抜きでクレオとヴェッティがくっつくというオチなのでしょうか。どっちが「愛の神」ですか。

ラルフハード

一方こちらではクレオの心臓が落ち着き、エンジンも安定したようです。

アイメル「なんだよ、クレオの身体、どうなってんだよ?」
クレオ「さあな…それより発進準備だ。」

そんな様子を陰から見ていたラルフは「あいつならヴェッティ様をお救いできるかもしれない…。」と思います。なぜだ。

ラルフはさっそく、持参していた鞄型の無線機(※穿孔通信ですが)でヴェッティに連絡を入れますが…。

そこを包茎(仮名)に発見されてしまいました。

包茎「な〜にしてんだぁ〜?」

羊のように怯えるラルフきゅんです。何だかこのままレイプでもされてしまいそうな表情です。

ボンベイ「小僧!どっから潜り込んだ?」
アイメル「これ、神聖皇帝軍の服だよ。」
クレオ「…お前。なんで、ここに。」

ヴェッティよりはひとの顔を覚えるのが得意らしいクレオは、第4話のラルフのことを覚えていました。猫つかみされているラルフもキュートです。

ラルフ「さっきの輝きはなに?」
クレオ「おめぇには関係ねぇ。」
ボンベイ「兄貴、こいつどうします?」
クレオ「外にほっぽりだしとけ。」

クレオの大雑把っぷりに、もうメロメロです。

アイメル「なに言ってんだ勿体ない。いざって時の人質にしとけばいいじゃんか。」
クレオ「好きにしろ。」

ヴェッティ「…何、ラルフから?」
衛士「はっ。オルレアンからです。」
ヴェッティ「掃きだめの星…。」

王家秘伝の

技師「これは、ガラスの戦艦が我が方の艦に突入したときに、わずかながら削り取られた破片の一部です。」

帝国では、クレオの艦の外殻を構成するガラス状の物質を調べています。これは「高温で熱しても溶けない」ということを示している描写なのでしょう。

技師「現時点ではまだはっきりしたことは申し上げられないのですが、これはかつて王家が秘伝としていた製造法によって作られていたガラスではないかと…。」
コンラッド「王家だと?」
技師「その可能性は非常に高いといえます。」
コンラッド「王家の末裔…。」

コンラッドは、住所不定無職・自称王家の末裔の男クレオの言うことを信じ始めてきたようです。それはそれとして筆者としてはやはり、

オリハルコン、キターッ!

と叫ばないわけには参りません。もちろん外れているかもしれませんが。

くのいち忍法帳

シルアはでかい台車にシーツを満載して、城内の廊下を進んでいます。

途中で、衛士の横を通ったのですが、この際には

シルア「オールヴォア、ムッシュゥ…♪」

と満面の笑みを浮かべつつなぜかフランス語で挨拶をすると、衛士はデレデレしつつ「あっ、ああ…。」とそのまま通してしまいます。

おそらくシルアはこの手でミシェル付きのメイドになったり、紅のバージニアを手に入れたのでしょう。素晴らしすぎる帝国のセキュリティ意識です。

しかし帝国にも、たまにはシルアの色仕掛けが通じない奴もいるようです。あるいはホモなのでしょうか。

衛士「待て、何だ?」
シルア「洗濯物です。」
衛士「調べる。」
シルア「どうぞ。」

シルアは素知らぬ顔で中を調べさせますが、しかし中には案の定ミシェルが隠れていました。

ミシェルはシーツを跳ねとばして出ると、そこにいた衛士たちを紅のバージニアの柄で突いて倒します。

さらにもう1人の衛士は、シルアがハイキックで倒しました。第1話以来、実に久々に出た「武芸百般」なシルアの設定です。

帝国メイド服のロングスカートをこれほど憎いと思ったことはありません。とはいえ深夜アニメなのになぜ見せてくれないのでしょうか。DVD版では描き直しを要求したいと思います。

ミシェル「行くぞ!」
シルア「はい!」

王家秘伝の奪回術

一方、こちらの3人組はガラスの戦艦の奪回計画の実行を開始しました。

アイパッチ「ハイザック。持ち出すのに苦労したんだぜぇ。」
本田くん「ん?」
アイパッチ「そのぶん、よろしく頼むわ。」

アイパッチは本田くんに王家のヘルメットを渡します。帝国の倉庫番はやはりまともに仕事をしていないようです。

爆発とともに飛び出した本田くんは「王家秘伝の駆け足を、なめるなぁ〜!」と叫びつつ警護兵に向かっていきます。雨あられのように降る矢はなぜか当たりません。なぜだ。

アイパッチ「…やるなぁ。王家秘伝。」
のび太「今だ。」

本田くんが敵を引きつけている間に、2人は艦内に侵入します。

アイパッチ「おぉぅ!あいつら全部直してくれたぜ。」
のび太「こっちもOK。」

そこへ入ってきた本田くんがアイメルの代わりにコクピットに座ります。なぜか敵兵は追ってきません。

本田くん「うぉぉぉ…王家秘伝でぇ、一発点火!」

無事にエンジンがかかり、ガラスの艦はドックの入り口(木製)を破って飛び出しました。

ミシェルとシルアは走って逃げています。敵兵が追います。

ミシェル「…来た!」

そこへタイミング良く、ガラスの戦艦がやってきました。

のび太「…いたよ。」
本田くん「シルア様は、おれが守るぅ〜!」
アイパッチ「気合い入ってんな!」

「様」がついているものの、すでにシルアは自分のもの扱いです本田くん。おのれ。

ミシェル「シルア!」
シルア「ミシェル様!」

2人はがっちり手を握ると、道をそれて断崖から飛び降ります。

改めてこの宇宙全体には重力があることがよく分かりますが、誰しも第4話を思い出したカットです。

手をつなぐときには、男役のほうが右に来るというルールがあるようでもあります。

そしてシルアのスカートの中は、やっぱり見えません。

そして当然のごとく第4話同様、猛スピードで飛ぶガラスの艦が減速もせずに落下する2人をキャッチします。

相変わらず、これでなんで2人がガラスの艦と衝突して死なないかが画面からは全く分からない、王家秘伝の捕獲術です。

ともあれこれで人民軍の全員が帝国の手を逃れました。もちろんヘクターを助ける義理はありません。さらばヘクター。もう出てこなくていいよ。

深夜の隠密行動

衛士「すでに港も火の海。ガラスの戦艦も奪われた模様です。」
コンラッド「首謀者は誰だ?」
衛士「閣下! ミシェル・ヴォルバンが脱走しました!」
コンラッド「すぐに追撃を開始しろ。…謀られたか。」

帝国が粗忽すぎるというのも、少しはあると思います閣下。

廊下を走る衛士を、部屋から出てきたレイチェルが呼び止めます。

レイチェル「お待ちなさい。何ごとです。」
衛士「人民軍の残党がガラスの戦艦を奪って逃走しました。」
レイチェル「ミシェルは?」
衛士「行方が分かりません。」

レイチェル「そう…。」

ヴェッティ様の近くにいる女が1人減って安堵するレイチェルでしたが、そんなレイチェルの前を、なぜかゴルナ法皇が通ります。

レイチェル「…!」

ゴルナ「探せ。必ずここにある。」
部下「御意。」

作戦室?(ちなみに映画館にも見えます)で彼らが何を探しているのかは不明です。まあ今後明らかになるでしょうが。

レイチェル「父上。このような夜更けに、何をなさっておいでなのですか?」

昼間でも空は青くない領土艦ですが、どうやら「夜」はレイチェルがエッチな格好をしていることで区別できそうです。

ゴルナ「レイチェル。お前こそどうしたのだ?」
レイチェル「身体がうずいて眠れないのです。」
ゴルナ「心配はいらん。陛下は必ずお前のもとに戻る。」
レイチェル「そうでしょうか?」

部下「…陛下。」
ゴルナ「ん。」

どうやら部下が、探していた「何か」を見つけたようです。

ゴルナ「良いかレイチェル。そなたは十字星教法皇ゴルナの一人娘だ。そのことを忘れるでない。」
レイチェル「はい。」
ゴルナ「名ばかりの皇帝など、いずれ朕の足下にひれ伏すことになる。」

その「何か」は、どうやらヴェッティの弱みを握れる何かであるようです。何だか分かりませんけど。

レイチェル「おやめ下さい!」
ゴルナ「ん?」
レイチェル「わたくしは…わたくしは愛してしまったのです。ヴェッティ様を。」
ゴルナ「…レイチェル。」
レイチェル「ヴェッティ様が、わたくしをお連れにならなかったのは、わたくしを疎んじてのことではありません。すべてお仕事のせいなのです。あの方を理解し力になり、そしてお救いできるのはこのレイチェルだけ…!」

男の浮気に理解を示しすぎですレイチェル。違うだろそれは。っていうかそれ自分に酔ってるし、そもそもきみ以外は全員ヴェッティが何を考えているかよく分かっているよ。

すっかりバカになってしまった愛娘が、自らの野望達成のための最大の障壁になろうとしていることに気がついて、どうしたものかと悩むゴルナ法皇です。

提督の死

船の発進準備を進める一同でしたが、とうとうシークが追いついてきました。

シーク「囚人どもに告ぐ! 周囲は完全に包囲した。すみやかに投降せよ。繰り返す…」
ボンベイ「冗談じゃねぇ。」
アイメル「どうする?」

クレオ「やるしかねぇだろ。」
一同「おうっ!」
提督「待て。…わしが行く。」

頭を使うことを知らない新制クレオ軍の一行を、提督がなだめて1人で話をつけにいくようです。

シーク「これが最後だ。すみやかに…」

神殿の前で呼びかけるシークの前に、提督が単身、姿を見せました。

シーク「…ほかの者たちは。」
提督「わし1人だ。」

シーク「提督。あなたには失望いたしました。あなたほどのお人が、囚人どもと脱獄とは。伝説の武人も地に墜ちましたな。なぜです。なぜ今更。あのような者たちのために命を投げ出して、何になるというのです?」

提督に裏切られたとの思いからか、いつもにも増して長々と喋るシークです。

シーク「…王家が滅んだとき、あなたは死ぬべきでした。」

提督「その滅亡した筈の王家の後継者に出会った。」
シーク「…!」
提督「わしはこの日を、ずっと待っていたのだ…。」

提督の言葉に驚きを隠せないシークは、やはりもと王家の一員で、提督の部下だったりしたのでしょうか。

ちなみにわざわざGIFアニメにはしませんが、このシーン、画面ではぐるぐる大回りする背景動画でシークの揺れ動く心が表現されています。

提督「…やれ。」

提督はその場に腰をおろして、首を差し出します。

シーク「いいでしょう。ならばお望み通りに。」

シークは提督の背後に立つと、剣を抜きます。部下たちも固唾を飲んで静かに見守ります。

そしてシークは、勢いよくその剣を振り下ろしました。

しかしシークはその剣を提督の首筋で寸止めにすると、その剣を収めます。そしてシークは部下たちに叫びます。

シーク「ガウェインはこのシークが討ち果たした! よいな! ガウェインは死んだ!

他の作品で見たことがあるような気もしないでもない演出ですが、そんなことを気にしてはいけません。むしろ筆者としては、普段ビーンボールばかり投げてくる「ガラスの艦隊」がここまで直球勝負を挑んできたことに、素直に感動しておきたいと思います。

シークが普段部下の恨みを買っていたら上層部にチクられて一巻の終わりですが、そこはシークは部下の信頼と尊敬を勝ち得ているのでしょう。

そしてシークは、その場を去ります。

シーク「…神聖皇帝陛下の艦隊が、こちらへ向かっております。お急ぎを。」

筆者は801が好きなわけではありませんが、提督とシークに関しては、ホモ交じりでも別に良いので是非「男の友情」の昔話の二次創作を読みたいなぁ、と思わないでもないです。ところで、どっちが「受け」なのでしょうか。

戦いの火蓋

クレオ「ついてるぜ。奴の方から来てくれるとはな。」

上で繰り広げられたルネッサンスな人間模様とは、あくまで無縁なクレオです。

ラルフ「ヴェッティ様にかなうもんか!お前たちなんか皆殺しだ!」
アイメル「あぁ?」

憎まれ口を叩く緊縛ラルフきゅんのほっぺを、アイメルが思い切りつねります。女王様の本領発揮ですね。

シークの言葉どおり、ヴェッティの艦隊は惑星オルレアンに到着しました。

ただちにヴェッティは、攻撃開始の合図として薔薇を前方に投げます。

そしてヴェッティ艦は一発撃ち、クレオを狙う砲弾が惑星に向かって飛んでいきます。

飛び立ってもいないクレオを狙う以上、とりあえずギルティの館は間違いなく破壊されてしまうと思うのですが、それでいいのかヴェッティ。

ヴェッティ「きみなら、よけられる筈だね…クレオ。」

いやいや、いくらクレオでも砲弾よりも早く館を開けて浮上してよけるなんて絶対に無理ですから!

…まあ、次週ギルティの館の残骸の中から戦艦が飛び立つのだとは思いますが。

シークと提督の感動のシーンを演出した後でも、やっぱり最後は視聴者にツッこませることを忘れない「ガラスの艦隊」です。

クレジット

今回の作画はかなり良い部類に入ると思いますが、今回も作監・原画は第11話のオール韓国チームでした。

濃ゆい顔ばかりのガラ艦には、案外と韓国作画が合っているということなのかもしれません。


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