#02 疾風のごとく…

2006.4.19作成
2006.5.12修正

正直、この宇宙の設定に関するヘンテコリンな部分は大体第1話で出尽くした感があるのですが、やはりこの全編を貫く空気はツッコミアニメとして珠玉の出来であるとの確信のもと、第2話についてもキャプを行いました。

アバンタイトル

第1話同様に、お茶を飲むミシェルの独白シーンから始まります。っていうかこれはどうやら毎回このスタイルで行くようですね。セリフの内容も毎週変えるようです。で、今週のミシェルの語りは、こんな風に始まります。

「深淵なる宇宙…闇に包まれ、音もなく風もない…」

開始後10秒にして早くも視聴者の「おいおい、このアニメの宇宙空間は極彩色で音も風も重力もあるやろが!」という総ツッコミが入る素敵なセリフです。つかみはOK。

新キャラ紹介

というわけで先週の続きで、冒頭は投降するミシェルの前に現れる謎の艦の登場シーンから。

ちなみにこの後で色々アングルを変えて画面を動きまわりますが、フレーム内に全部収まるカットがないのでキャプチャは割愛します。

乗員その1。貧相なボディの癖にボンテージ姿の娘。設定によれば名前は「アイメル」。

乗員その2。メガネくん。設定によれば名前は「ノビィ」。のび太から取っていませんかこの名前。

乗員その3。朴訥男。名前はハイザック。全員がそうだとも言えるが、本編でのギャグ担当。

乗員その4。アイパッチ。名前はバダット。

キャプテンのクレオ。疾風(かぜ)のクレオ。2ちゃんねるですでに「風野暮男」という愛称がついています。サンドイッチを食べているのではなく、ハーモニカを吹いての登場。

砲戦

敵艦とクレオ艦とのバトル。当然のことながら敵の弾はクレオ艦には当たりません。

板野サーカス状態で目まぐるしく左右に動いて敵弾の雨を回避するクレオ艦。うわあかっこいい。

しかし館がちょっと左右に揺れる描写こそあれ、メイドや執事は何につかまるわけでも、よろけるわけでもなく。

まあここは「当然、重力制御装置くらいあるよね」と受け止めるのが正しいSF者の姿勢なのでしょう。

逃げるばかりでなくクレオ艦も応戦。

朴訥な砲手が「むんっ!」とばかりに「ローマへいのかぶと(1200ベル)」をかぶると途端に元気になるシーン。

しかしこういう製作者が笑って欲しいシーンに限って寒いのが、ちょっとツッコミを入れる側としては困ってしまいます。

で、バンバンと左右に撃ち始めるクレオ艦。でも今回の戦いでは敵艦は1隻だけなんだから、敵艦の反対側に撃っても砲弾の無駄でしかないと思うのですが。

心臓抜き

ええい、これじゃ埒があかねぇや!とばかりにクレオが必殺技「心臓抜き」の使用を宣言。喜ぶクルー。果たしてその「心臓抜き」とは…?

最初にメガネくんが敵艦の「ソレイユの位置を確認」。文脈から「ソレイユ」(「太陽」を意味するフランス語)とはどうも敵艦の心臓部のエンジンを指す言葉であるらしいです(その後のセリフからすると、燃料?か何かのような感もありますが…)

公式サイトによればソレイユは「今週のキーワード」だそうなので、そのうち解説があると思われ。

ちなみに、実は素で「ソレイユ」の意味が分からなかったのでぐぐったらソープランドのページが出てきて当惑。

まずは艦の「紋章」が白熱したうえで、敵艦に向かって「びゅーっ」と飛んでいき、敵艦に突撃の場所を示す目印の刻印をつけます。

最初あまりのことに何が起こったのか分からなかったのですが、その後しばし爆笑。紛れもなく今週の一番の「見せ場」ですねコレは。こういうシーンがぎゅんぎゅん出てくるから「ガラスの艦隊」はたまりません。

てゆーか電子装置を使ってるんだから、突入ルートはこんな目印に頼らず機械で決めようよ…まあ確かに、この艦の操縦は貧乳ボンデージ娘が手動でやってるようにしか見えないんだけどさ。

ちなみに一応フォローしておくと、これは柱などに錐で穴を空ける際に、錐の切っ先がすべったりしないように錐を立てる前にあらかじめ針で小さく空けておく穴(名称失念)に相当する役割があると推定されます。だってほら、いかにもつるつるしてすべりやすい船体だし。

そして砲などのでっぱりの類をすべて収納して突撃体形に変形するクレオ艦。「変形…したのかっ!」と驚くミシェル。

相変わらず河森くんは、おもちゃ化の企画があろうがなかろうが登場メカを変形させることに余念がありません。

ミシェルの至近距離を「ごうっ」と凄い速度で突撃していくクレオ艦。たなびくミシェルの髪。

正直、今更この宇宙に空気があること自体は突っ込む気は早くも失せていますが、空気があるならあるで、この速度でベルヌーイの定理が作用するとミシェルの身体自体が引っ張られる心配を少しはした方が良さそうな。っていうか接近し過ぎ。

あとは敵艦のエンジン?を貫いて、敵艦が爆発して終了。

コンタクト

ミシェル艦に突入するクレオ艦。双方の顔合わせ。このでかい艦を維持するに足る奴隷クルーは他にいないみたいです。

色々双方のクルーがじゃれ合ったり、「海賊」と呼ばれるのを嫌がるあくまでクールなクレオ様(はあと)の演出があったりしてますが、まぁ先に進みましょう。こんな所でいちいち笑っていてはこのアニメ、視聴者の体力が持ちません。

皇帝と小姓

場面変わって、こちらは皇帝サイド。庭で薔薇を愛でて、うんちくを傾ける皇帝ヴェッティ。

放映前の公式設定の段階ですでに「皇帝の玩具」と書かれてしまう小姓の「ラルフ」。どう見ても腰つきなども女子なのですが、設定はこれでも一応男。

なんというか「ほらほら、お前ら腐女子はこういうただれた関係が大好きなんだろ?」という製作者の思惑が透けて見えるようです。これって男性向けアニメで言うと12人の妹が出てくるようなものですが、12人の妹アニメ同様に、こういうのには「馬鹿にするな!」と怒る女性と、これを受け入れて妄想して楽しむ女性に分かれるのでしょうか、やはり。

そこに「ミシェル取り逃がし」の報告を受ける皇帝。

「失敗した人には、罰を与えないとね…!」とつぶやきつつ立ち上がり、「ふんっ!」と目の前の何もない空間に刀を振り回す皇帝。周囲の皆も当惑気味です。

クレオに振られるミシェル

場面は再度ミシェル艦に戻る。

略奪を終えてミシェル艦を去ろうとするクレオ御一行様。

ちなみにここでのセリフを聞く限りでは「ソレイユ」とは艦内の「燃料」や「貴重品」か「倉庫」のようにしか聞こえない。

クレオに一目惚れしたミシェル(※やや誇張あり)は、自分も連れて行って欲しいとクレオに懇願するが、にべなく拒絶される。

クレオのしびれる決めセリフ「あいにくだが、俺はポケットに好きなものしか入れない主義でね…。」が炸裂。

左カットはクレオのポケットの中の「好きなもの」の方々。

クレオに拒否されたミシェルは、「ならば今すぐここで、わたしを殺せっ!」と逆ギレ(誇張なし)。自らの剣をクレオに投げつけ、正座するミシェル。

しかしクレオは「その剣を取るか、それとも私を取るか…ってな。」とミシェルを軽くあしらいつつ、ミシェルの相手をしない。

そして「風がないてるぜ…」とつぶやいて去るクレオ。

ここでやっとAパート終了。もうメロメロです。

宮廷劇

帝国ではマコネ男爵が、まんまとミシェルを取り逃がした責任を問われます。

男爵の言い訳も、暗号を傍受していたという小姓に暴露されて通じません。でも戦闘の最中に大将が飯を食っていたとかそういうことまで暗号通信で流せるものなのかなぁ。部下がブログで暴露したりとかいうんじゃないんだから。

そして皇帝の独裁で死刑にされる男爵。元来は悲壮なシーンなのですが、そんなシーンでも、視聴者の眼をラブリーなオウムの杖に釘付けにして場を和ませる監督の気配りがにくい。

例によってわけのわからない皇帝の言葉を、小姓が翻訳して皆に伝えます。「ラルフはおりこうだねぇ」(なでなで)。

すでに皇帝の寵を受けて権力奮いまくりですラルフ。

そして皇帝は、窓の外を眺めつつ取り逃がしたミシェルに想いを馳せます。

クールな表情で、内心ではこんなことを考えていますよ皇帝(誇張なし)↓

「…また楽しみが延びたね、ミシェル。いつかは、屈辱の涙に濡れる君のすべてを征服しよう。そして…」

これ何て18禁アニメですか。ていうか、み、ミシェル、逃げてーっ!!

そんな皇帝にラルフは「いま、ミシェルのこと考えたでしょう!」(ぷー!)

本当に「ぷー」とほっぺた膨らませてます。このアニメ、もう最高。

そして次なるミシェル追討にはジョン・フォール伯爵を差し向けますとの部下の進言。それを指して皇帝は「薔薇と野獣」と揶揄します。

もちろんミシェルが野獣なんですよね(ちがうよ)。

ジョン・フォール伯爵については現時点では不明。楽しみです。

法皇様

そこに「じゃーん」と鳴り響く中華風の銅鑼の音。「ゴルナ法王の、おなーりー。」

法王様が皇帝に拝謁します。その口上は「お忙しい閣下を思えば、朕ごときが出向いて参るのは当然至極にございます。」

威張っているんだか謙遜しているんだかよくわかりません法王様。

法王様が出向いた用向きは、娘レイチェルを皇帝に嫁がせる話を進めようとの魂胆でした。

露骨な政略結婚です。池田大作なみに権力への野心が満々ですね法王様。レイチェルというのは妙に庶民的な名前ですが、是非このアニメには少ない爆乳娘であって欲しいものです。

しかし皇帝は言質を取られまいと、のらりくらりと縁談の話をかわします。

法王「問題は恋の病…ミシェル・ボルバン。なぜあのような者にこだわるのです?」

皇帝「借りを返したい…ただ、それだけです。」

ミシェルへの獣欲を深く秘めた皇帝ですが、権力を握るものは嘘をつくことも必要です。

ああっ、法王様のお姿にテロップが! こりゃDVDを買わなきゃ!(笑)

その頃、クレオ艦では…

漫才が繰り広げられていました。

ここぞとばかりにやってきた新しいお母さんメイドに家事一切を押し付けようとする貧乳娘とノビ太。

ちなみに、先ほどの激しいバトルを経ても食器の類が全然散乱していないという突っ込みは、先ほど「重力制御装置」の説明をしたので無用というものでしょう。

そして、実は家事が好きだという意外な側面をもつ朴訥男。ここは監督の狙い通り、素直に笑ってあげるのが良いでしょう。

しかしわずか10分前には殺せだの何だのと言っていたとは思えない馴染みっぷりです。「ガラスの艦隊」はこのスピード感がたまりませんね。

そしてミシェルと執事を導くクレオ。

「お前ら、艦を修理させてやるぜ。(中略)この近くにおあつらえ向きの場所がある。オルレアンだ。」

「まさか、"惑星"へ降りるのかっ!?」 驚くミシェル。

どうやらこの世界では「惑星」というのは特別な意味を持つらしい。このへんは第3話を待て!

ちなみにこれは第3話のネタバレになるのでここで詳しくは述べませんが、こんなことを言っている癖に第3話でクレオはミシェルの艦を(自粛)

仮面舞踏会

Bパートのお笑い見せ場、帝国の仮面舞踏会のシーンです。珍妙なカットをいちいちキャプっていたらきりがないのでさわりだけ。

皇帝と小姓。お姉さまたちにもみくちゃにされる小姓で、この辺が「小姓男性説」の数少ない根拠であったりもします。
ヅカ入ってます。
皇帝の逢引シーン。お相手の女性の素性はいまのところ、不明。

朝帰りの馬車の中。皇帝とうたたねする小姓、それに腹心の部下2名。

ちなみに2ちゃんねるで小姓によるフェラチオ疑惑が出たカットでもあります。何て酷いことを言うんですか2ちゃんねらーってのは!

部下2名が、法皇の娘を娶ることの是非について、熱い政治的議論をたたかわせます(この辺、世界設定上はどうでもいい重要と思われ)。

そして「さて、どうしたものか…答えを…聞きに行ってくるよ。」とつぶやく皇帝。

実はそのまんま第3話につながるシーンであったことが後に判明。

王家の紋章

そして艦橋でミシェルに、自らの重大な秘密について語るクレオ。そのめくるめく会話をここに:

ミ「お前にひとつ、聞きたいことがあってな。」
ク「早く言えよ。」

ミ「この艦は何故、王家の紋章を?」
ク「俺が王家の血をひいているからだよ。」
ミ「お前が?」
ク「おかしいか?」
ミ「王家は20年以上前に滅ぼされた筈だ。」

ク「だから俺が復興すんだよ。」
ミ「復興…って。」
ク「決まってんだろ。天下を取ることよ。」
ミ「しかし、この艦一隻で、いったい何ができると言うんだ?

ク「そうだなあ…とりあえず、勝って、勝って、勝ちまくる。そのうち一番強ぇ奴が出てくる。そいつを倒せば、俺の天下だ。」
ミ「お前、本気で言っているのか?」
ク「おい、いい加減、その『お前』っての、よせよ。」

「お前が名乗らないからだっ!」

ヒュー〜と口笛を吹いてから、「そいつは失礼したな。」

自分でハーモニカを投げ上げて、受け止めるクレオ。

「覚えておきな、俺の名は、疾風(かぜ)のクレオだ!」

呆然とするミシェルに向かって、その瞬間ごうっと風が吹く

えーと…やっぱりこの艦橋って、ガラスじゃなくて何もない外気に吹きさらしなんですかね?

つづく!

ああ、クレオ様、もうどうにでもしてっ!と言いたくなるようなかっこ悪さ良さです。どうしよう。もう目が離せません。


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